安定したリズムを刻みながら展示されるのは、昭和初期~10年頃の製品ではないかと思われる、岡山県生まれの農業用石油発動機です。戦前・戦後の岡山県には無数の農業用石油発動機メーカーが操業していましたが、「ヒラタ」は現存している筐体数が多くない発動機の一つと言えるでしょう。煮え返る緑色の液体は、自動車用クーラントが混合された冷却水です。現代では防錆効果を狙って使用される事があります。ヒラタ石油軽油発動機出力 : 2.5馬力製造年代 : 1930年頃?(昭和5年頃?)製造会社 : 平田発動機製作所所在地 : 岡山県岡山市北区撫川2015年会津坂下発動機運転会で見学させていただきました。動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443 ・スペック・製造年代には推定を含みます。