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条約と憲法、皇室典範~国連女性差別撤廃委勧告を巡って「笹幸恵・倉持麟太郎ササクラ会議」#12(2/3)
国連女性差別撤廃委員会が、皇位継承資格を男系男子に限定している日本の皇室典範を女性差別だとして是正を勧告し、日本政府が即座に抗議を表明して削除を要求、自称保守陣営もこぞって大騒ぎしている問題。
だが、日本は「女性差別撤廃条約」に批准しており、勧告は条約に基づいて行われているものだということを、そもそも理解しているのだろうか?
そう考えれば、日本政府のこの対応は「クソ」である!!
前回は、「主権侵害」というけれども日本は「砂川判決」でとっくに主権を放棄しているということ、だがその「砂川判決」によって、名目上は「条約よりも憲法が上」にはなっていることなどを解説。
続く今回は、そもそも今回に限らず、日本は様々な問題において勧告を受けているにもかかわらず、その改善については全く後ろ向きであるということ、勧告には確かに法的拘束力はないものの、だからといって無視していいものなのか?などの問題について語る。
特に、皇室の問題について「人権」は適用されないとする「飛び地」論は正しいのか?という指摘は重要。
実は、右も左も、天皇・皇族の人権を一切認めていないという点では同じ穴のムジナなのだ!!
条約と憲法、皇室典範~国連女性差別撤廃委勧告を巡って「笹幸恵・倉持麟太郎ササクラ会議」#12(3/3)
国連女性差別撤廃委員会が、皇位継承資格を男系男子に限定している日本の皇室典範を女性差別だとして是正を勧告し、日本政府が即座に抗議を表明して削除を要求、自称保守陣営もこぞって大騒ぎしている問題。
これによって、自称保守は元より、よりによって日本政府までが「国際条約」とは何なのかということを一切理解していないという、とんでもない事実が明らかになってしまった。
前回は、日本は様々な問題において勧告を受けているにもかかわらず、その改善については全く後ろ向きであるということや、皇室の問題について「人権」は適用されないとする「飛び地」論の問題について語った。
右も左も、天皇・皇族の人権を一切認めておらず、皇位の安定継承ということを全く考えていない。
90%の国民が女性天皇、すなわち愛子天皇に賛成しているという事実があっても、このままでは何も動かない。
ではどうすればいいのか?
今回は、この現状を打破すべく公論サポーター有志が全国各地で展開している「皇統クラブ活動」や、それとは別に倉持氏が独自に進めている活動についてその一端を明かし、今後の展望について語る!
条約と憲法、皇室典範~国連女性差別撤廃委勧告を巡って「笹幸恵・倉持麟太郎ササクラ会議」#12(1/3)
お久しぶりのササクラ会議、小林よしのりチャンネル移籍後は初の配信!
まずはご無沙汰の間の近況報告、そしてとっておきのスイーツを紹介してから本題へ。
国連女性差別撤廃委員会が、皇位継承資格を男系男子に限定している日本の皇室典範を女性差別だとして是正を勧告した問題。
日本政府は即座に抗議を表明して削除を要求、自称保守陣営もこぞって大騒ぎしている。
だが、日本は「女性差別撤廃条約」に批准しており、勧告は条約に基づいて行われているものだということを、そもそも理解しているのだろうか?
そう考えれば、日本政府のこの対応は「クソ」である!!
ここで、条約と憲法、そして皇室典範の関係について、法律家の立場から倉持氏に解説してもらおう!
勧告は「内政干渉」の一種ではある。だが問題はその内政干渉がに正当性・合理性があるかどうかだ!
「主権侵害」というけれど、そもそも日本は「砂川判決」でとっくに主権を放棄している!
だがその「砂川判決」によって、名目上は「条約よりも憲法が上」にはなっている。
…等々、重要な指摘が続々!!
安倍政権と以後の政局「第114回ゴー宣DOJO」1/2
2024年2月10日開催。
ゴー宣道場から「ゴー宣DOJO」に改称、新世代メンバーの映像音楽クリエイター・大須賀淳氏、弁護士・茅根豪氏を加えた第1回!
安倍政権が終わって3年半、安倍晋三本人が死んでからも1年半を経過するのに、未だに右の方面では安倍晋三を崇拝する者が絶えず、左は左で、安倍政権が倒れてからも「アベ的政治を許すな」などと唱えていた。
それほどまでの存在であったはずの安倍政権だが、一体それは何だったのかということを、誰もきちんと総括していない。
皇統、経済、憲法、統治システム、官僚の弱体化、忖度横行、キックバック不記載、噴出する安倍政権の負の遺産、その安倍政権の亡霊に憑りつかれた少数政党の乱立、そして野党の根源的退廃、あらゆる面で「安倍政権と以後の政局」を分析しつくさねばならない。
安部晋三の幻影に捉われたままの政界、言論界、マスコミを尻目に、ゴー宣DOJOは国民と共に前進しよう!
「愛子さまと悠仁さま」第2部 第113回ゴー宣道場 2/2
令和5年12月3日、東京都内で開催。
令和5年最後の「ゴー宣道場」は、皇統問題に関する徹底的に真面目でシビアな議論。
観客数にはこだわらず「応募者50名なら上等」として募集をかけたところ、113回を数える道場でも初めて、「初参加者」がゼロ、全員がリピーターという陣容での開催となった。
テーマは「愛子さまと悠仁さま」。
決して「愛子さまか悠仁さまか」ではない。どっちがふさわしいとか、どっちが優秀とかいう議論ではない。
徹底的に「公的な」議論として、皇統問題の現状を包み隠さず語り尽くす!
基調講演は高森明勅氏。一応時間制限は決めたものの、それでは足りないという高森氏には、存分に語っていただいた。
もうこれ以上、議論すべきことはないと言っても過言ではない。理論においてはこれが決定版!
その後、次の回からは「ゴー宣DOJO」に改称されることになったため、これが漢字表記の「ゴー宣道場」のラスト回!
「愛子さまと悠仁さま」第1部 第113回ゴー宣道場 1/2
令和5年12月3日、東京都内で開催。
令和5年最後の「ゴー宣道場」は、皇統問題に関する徹底的に真面目でシビアな議論。
観客数にはこだわらず「応募者50名なら上等」として募集をかけたところ、113回を数える道場でも初めて、「初参加者」がゼロ、全員がリピーターという陣容での開催となった。
テーマは「愛子さまと悠仁さま」。
決して「愛子さまか悠仁さまか」ではない。どっちがふさわしいとか、どっちが優秀とかいう議論ではない。
徹底的に「公的な」議論として、皇統問題の現状を包み隠さず語り尽くす!
基調講演は高森明勅氏。一応時間制限は決めたものの、それでは足りないという高森氏には、存分に語っていただいた。
もうこれ以上、議論すべきことはないと言っても過言ではない。理論においてはこれが決定版!
その後、次の回からは「ゴー宣DOJO」に改称されることになったため、これが漢字表記の「ゴー宣道場」のラスト回!
週刊文春が力を持ってしまう社会って何なんだろう?「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#11
5月25日開催、ゴー宣DOJOin大阪のテーマは「週刊文春を糾弾せよ!」
基調講演は、倉持麟太郎弁護士!
「週刊文春被害者の会・事務局長」と称する倉持氏が何を語るか、興味と関心が否応なく盛り上がる一方となっているが、その開催を前にして、今回は倉持氏自ら、現時点での論点整理をしていただきます!
「錦の御旗」として掲げられる「表現の自由」は、どこまで認められるものなのか?
「表現の自由」の人権と、「プライバシー保護」の人権が衝突したら、どちらが優先されるのか?
そこで出てくる「公共の福祉」って何?
巨大組織であるマスメディアが行う表現と、一個人が行う表現に差はあるのか?
大衆にのぞき見趣味があり、その需要がある限り、スキャンダリズム商売はなくならない。ではどうする?
等々、考えるべきことはいくらでもある!
【INDEX】
00:20~ イントロダクション1 今月のおやつ・リベンジ!
04:09~ イントロダクション2 恵比寿にユニクロができた件。
10:35~ 「人権」のポジとネガ
24:53~ 「個人」と「法人」の違いとは
31:13~ 「表現の自由市場」に抗えるか
42:07~ エセマジョリティーを警戒せよ
47:44~ 文春的なものにどう対する?
『日本人論』を読む 「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#10
小林よしのり最新刊『ゴーマニズム宣言SPECIAL 日本人論』
ジャニーズ問題を題材として、「キャンセル・カルチャー」「人権イデオロギー」そして「『人権』VS『文化』」等のテーマを通して「日本人」とは、「日本文化」とは何かを問い直した本作。
4月20日開催のゴー宣DOJOの題材ともなっているこの本を、二人はどう読んだのか?
特に、リベラルを自任する倉持氏が、アメリカのリベラル派の発祥とされる「キャンセル・カルチャー」や、本書に描かれている「人権」と「文化」の相克という問題についてどう考えるのかは、興味津々!
この視点も念頭に、さらにもう一度読んでみよう、『日本人論』!
【INDEX】
00:15~ イントロダクション・重大事態発生!?
05:35~ 「人権」イデオロギーとは
13:37~ リベラリズムがキャンセル・カルチャーを生むまで
23:10~ 「人権イデオロギー」と「人権」は違う?
28:52~ 「偏見」と「人権派」の欺瞞
39:20~ 明治の日本文化キャンセル
47:19~ 単純化はやめて「留保」をしよう!
『政党』って、何だろう? 「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#9
今回は「民主主義」の根幹にかかわる問題に切り込む!
自民党の裏金問題は、改めて「政党」のあり方を問う機会となるかもしれない。
しかし、そもそも「政党」とは何か、はっきり説明できる人はいるだろうか?
実は、日本国憲法に「政党」の語は登場しない。
政党とは、憲法に一切規定されていない存在だったのである。
ところが事実上、憲法に規定もされていない政党が、憲法の解釈や運用に最も大きな力を持っているという、考えてみれば異常な状態が現状なのである。
なんとなく「政党政治」が議会制民主主義の基本であり、政党があっての議会であるかのような観念が出来上がっているが、それは単なる思い込みにすぎない。
現実を見れば、むしろ民主主義を阻害し、主権を横取りしている主犯格が政党であることが明らかになってくる。
憲法を蔑ろにして、立憲主義を破壊しているものこそ政党であり、しかもいまや政党は民意を集約する機関としての役割も失っている。
まず「政党」というものを根本から問い直そう!
そこから、次にどうすればいいのか、新たな可能性も見えてくるかもしれない。
【INDEX】
01:26~ イントロダクション/追悼・小澤征爾
04:52~ イントロダクション/今日のおやつ
08:01~ 憲法に規定されない「政党」
18:14~ 政党は議会制民主主義を豊かにする?
24:58~ 政党が民意を代表しなくなった
34:15~ 「結社」としての政党を見直そう
43:41~ 「アソシエーション」の可能性
51:27~ 「競争者不在」という問題
55:54~ 我々はまず何をすべきか?
自衛隊員の靖國参拝は「政教分離」違反か? 「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#8
1月9日、陸上幕僚監部のナンバー2である陸上幕僚副長が、数十人の隊員とともに靖国神社を参拝。
防衛省は、内部通達で禁止されている部隊での参拝にあたる可能性があるとして調査。公用車を使用したのは不適切だったとして、3人を訓戒の処分とした。
能登半島地震をはじめ、年明け以降大きな話題がありすぎて、陰に隠れてしまった感があるが、それでも毎日新聞の報道を皮切りに問題化され、処分が行われる事態にまでなっている。
事あるごとにサヨクメディアが問題化する靖国参拝だが、しかし実際のところ、何が問題なのか?
「政教分離」というが、そもそもそれは法律上、どういう原理・原則になっているのか?
この機会に、法律家の立場から教えてほしい!
一番わかりやすく、誰も指摘していない本質を突いた「靖国問題論」、「政教分離論」!
INDEX
〔イントロダクション〕
00:53~ 佐々木朗希の選手会脱会問題
05:25~ 本日のおやつ
〔本題〕
07:57~ 「政教分離」とは何か?
11:16~ 政治と宗教の三類型
14:46~ 政教分離議論・違和感の正体
20:31~ 津・地鎮祭判決の場合
27:17~ 愛媛玉串料事件判決の場合
29:43~ 2024年に通用しない法律論
39:41~ 戦後の価値観は見直していい
52:47~ 「戦前」しか斬れない有害無益
ジャニーズ問題と日本人 オドレら正気か?LIVEin名古屋
2023年9月9日に名古屋で開催された2本立て公開生放送、その第2部!
第1部「ダンケー珍トリ―大賞」とは打って変わった真っ向討論!
BBCの報道をきっかけに、あっという間に事務所消滅へという事態に至ったジャニーズ問題。
「人権」を絶対正義として行われる前代未聞のキャンセル・カルチャーを猛批判し、保守の立場から日本の文化の方が大切だと主張する小林よしのりに対して、リベラルの立場から異論がある倉持麟太郎弁護士。
果たしてこの議論の行方は如何に?
丸山眞男「無責任の体系」と日本軍 「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#7
「戦後民主主義」の旗手と言われた政治学者・思想家、丸山眞男は、敗戦に至った日本について「無責任の体系」と評した。
丸山は何を言おうとしていたのか、そしてそれは正しかったのか。また、それは今の日本人にも当てはまることなのか?
この機会に問い直してみよう!
INDEX
〔イントロダクション〕
00:20~ タイムラグのある雑談
03:18~ 韓国の司法・国民性
12:45~ 法律家はジャーナリスティック
〔本題〕
16:05~ 今回のテーマ・今回のおやつ
17:54~ 「主体」とは何か
25:50~ 自己相対化の視点
28:17~ 責任を取る主体がいない理由
34:26~ 惑溺から離れられない日本人
42:57~ 責任者が責任を問われない組織
49:19~ まとめ・次回のテーマ
日本にとっての民主主義とは?「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#6
前回は、「民主主義」に対する懐疑的な見方が世界的に広がっている現状について「民主主義は機能するのか?」というテーマで語った。
今回はそれを踏まえ、視点を日本に絞って考えていく。日本に民主主義は適しているのか? 日本は民主主義国家といえるのか? そうでないとしたら、そもそも日本で民主主義が機能していたことはあるのだろうか? 疑問は尽きない。
「エスカレーターの片側を空ける」という「ルール」には合理性がないことが明らかで、両側に立って乗ろうという呼びかけが行われ、条例まで作った自治体もあるが、それでもこの「ルール」が一向に変わらないのはなぜなのか? など具体例を交えて、日本人と法、不文のルール、そして民主主義について考える。
そして必然的に日本人のメンタリティ、組織のあり方といった「日本人論」に目を向けることになるが、そこで気になったのは大東亜戦争時における日本軍のあり方。その失敗の構図は、何一つ変わらず現在にも引き継がれているのではないだろうか?
民主主義は機能するのか?「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#5
「民主主義」に対する懐疑的な見方や、民主主義はもう死んだとかいう言説が、世界的に見られるようになっている。
実際、民主主義を成立させるための前提である、他人の意見を聞くということや、議論をすることなどが露骨に蔑ろにされる風潮が目立つようになっており、民主主義は機能不全に陥るのではないか、あるいはもう陥っているのではないかと思わされることは多い。
アメリカではトランプ政権発足が民主主義懐疑論を発生させる大きな契機となり、さらには中国・ロシアなどの権威主義国の動きの活発化も、その大きな要因となっている。
日本の場合は、そもそも民主主義国家だったことがあるのかという疑問もあるが、そこへさらに民主主義を機能不全にするような要素が覆いかぶさってきている。
果たしてどうしたらいいのか?という問いの解答を見つけるのは非常に難しいが、まずは現状がどうなっているのかを知ることから始めよう。
冷たい日本社会とリベラル「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#4
現在倉持氏が扱っている、当時13歳の中学生が原告となり同意なく精神科病院に強制入院させられた訴訟については、TBS・news23が特集として放映するなど、徐々に注目が集まり始めている。
ただ、ここで見落としてはならないことがある。
この件は母親が息子を精神科病院に強制入院させたことから起きた訴訟ではあるが、このようなことが起きた背景には、全く余裕のない母子家庭で母親も追いつめられた状況だったことがあり、本当は母親の側にもケアが必要だったのだ。
このような、困窮した立場に置かれた人々に対して、日本社会は非常に冷淡である。
特に、弱者の側に立つことを謳っているはずの「リベラル」は、こういう具体的なケースに関しては全く無関心であるようにさえ見える。
なぜこのようなことが起こるのか?
日本人とはもともと、こんなに冷たいものなのだろうか?
「保守とリベラルの間~憲法と平等」第2部 第111回ゴー宣道場2/2
令和5年5月27日、東京都内で開催。
ゲストに宇野常寛氏(評論家)、切通理作氏(ライター)を迎え、左右のポジショントークに囚われない討論を展開!
基調講演は弁護士・倉持麟太郎氏。日本には本当の意味での「保守」も「リベラル」も育っていなかったという歴史的経緯を明らかにした上で、さらに多様な話題に関して、縦横無尽に切り込む!
レジュメはこちら
https://www.gosen-dojo.com/wp-content/uploads/f73d12eca12cfaad114810b832b183cf.pdf
「保守とリベラルの間~憲法と平等」第1部 第111回ゴー宣道場1/2
令和5年5月27日、東京都内で開催。
ゲストに宇野常寛氏(評論家)、切通理作氏(ライター)を迎え、左右のポジショントークに囚われない討論を展開!
基調講演は弁護士・倉持麟太郎氏。日本には本当の意味での「保守」も「リベラル」も育っていなかったという歴史的経緯を明らかにした上で、さらに多様な話題に関して、縦横無尽に切り込む!
レジュメはこちら
https://www.gosen-dojo.com/wp-content/uploads/f73d12eca12cfaad114810b832b183cf.pdf
皇室の人権をどう考えるか?「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#3
文藝春秋9月号の記事『佳子さまからの警告』は衝撃的だった。
眞子さまも、佳子さまも、結婚して皇室から離れることだけが唯一の希望だった。
女性宮家の創設は、「一生ここから抜け出せないのではないか、という大きな恐怖心」を抱かせるものだったのだ。
個人の人権が一切守られていないのが、今の皇室である。人権擁護の立場からは一番遠いところにあるとすら言える。
「現在、十七方いらっしゃる皇族の中で、精神面で鬱的な状況に陥っていない方は、一人もいません。」という証言まであった。
これまで、右派は皇室の人権について「なくて当たり前」としか思っていなかった。
「人権」に敏感なはずの左派も、皇室に対する人権侵害には全く無関心だった。
右も左も、天皇・皇族ご本人に対しては、全く冷淡なまま状況を放置していたのだ。
このままでは、もう皇室は持たない。
皇室と人権の問題を今ここで考えなければ手遅れになる。もしかしたら、もう手遅れなのかもしれない。
簡単に答えの出せる問題ではないが、まずは考えるヒントから模索していこう。
日本社会とLGBT「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#2
2023年7月11日、トランスジェンダー女性の女子トイレ使用制限をめぐる裁判で、最高裁は高裁の判決を破棄して制限は「違法」とする逆転判決を出した。
翌日には新聞各紙が1面で報じた画期的な司法判断。今回は、その裁判に至った経緯や、判決の注目すべきポイントを分かりやすく解説する。
判決は5人の裁判官の全員一致だったが、そのうえさらに裁判官全員がそれぞれ個別に補足意見を書くという、相当に力の入ったものだった。
この判決に、差別をなくしたくない自称保守・ネトウヨは躍起になって「判決の拡大解釈をするな」と叫んでいる。
確かに今回の判決は個別具体的ケースに対するもので、不特定多数が利用する公共施設にまで影響はしないが、だからと言ってこの件以外に一切関係しないというわけではない。
同様の争いがあった場合に、何を根拠にどう判断するべきかという基準が、ここで明確に示されているのである!
倉持師範はなぜリベラルを自任するのか?「笹幸恵・倉持麟太郎 ササクラ会議」#1
新シリーズ開始!
ゴー宣道場の師範、笹幸恵・倉持麟太郎が、社会問題や思想など、一見むずかしそうに思えることでも「井戸端会議」の感覚で話していこうという番組です!
第1回は、倉持氏は「保守」を自任する小林よしのりが主催するゴー宣道場の師範をつとめながら、なぜ「リベラル」を自任しているのか?という疑問について、本人に語っていただきます!
考えてみれば、倉持氏が師範に加わってずいぶん経つのに、それを聞く機会がこれまでありませんでした。
この機会に、倉持師範の「立ち位置」や、そこに至る来歴、さらには、そもそも倉持師範の考える「リベラル」とは何か?そして「保守」とは?という問題を、とことん語っていただきます!!
第111回ゴー宣道場 語らいタイム
第111回ゴー宣道場は令和5年5 月27日、東京都内で開催された。
テーマは「保守とリベラルの間、憲法と平等」
ゲストに宇野常寛氏、そして久しぶりの切通理作氏を迎え、倉持麟太郎師範のナビゲートにより、「保守・リベラル」という大きなテーマを抽象論に終わらせず、生活実感からも捉え直す議論が展開された。
若い世代に社会を立て直そうという機運の形成自体が困難になってきているとか、憲法に関しては何があっても、どんな解釈をひねり出して違憲ではないことにするかしか憲法学者が考えないとか、もともとの「常識」がおかしくなっている実態があらゆるところに見られる現在。
話題は多岐にわたったが、その全ての根本に共通する問題が感じられ、さらに思考を深めていくための重要なポイントとなったのではないだろうか?
そんな議論を振り返る、語らいタイム!
女性天皇は中継ぎか? 第110回ゴー宣道場in奈良2/2
令和5年3月11日開催。
古代女帝の都、奈良にて初の開催となったゴー宣道場。
ここにきて各週刊誌が、愛子さまと「旧宮家」系の男子との「政略結婚」を促すかのような記事が連続して掲載された。
あまりにも低レベルな、全く根も葉もない週刊誌記事だが、男系固執派はそんなものをでっち上げるしかないというところまで追いつめられているのである。
しかし、倉持麟太郎師範は「法の番人」と言われた内閣法制局の元長官から、旧宮家案は「門地による差別」で憲法違反であるという、明確な回答を引き出した。これによって、男系派唯一の望みであった旧宮家案は完全にとどめを刺されたのに等しい。
さらに高森明勅師範の圧倒的な専門知識が、男系派の繰り出す俗説・妄説を片っ端から粉砕!
公論サポーターやゴー宣読者ほか有志たちによる「論破祭り」も着実に効果を挙げている。
だが時間は限られている。愛子皇太子の実現まで、全力で戦い抜かなければならない!
女性天皇は中継ぎか? 第110回ゴー宣道場in奈良1/2
令和5年3月11日開催。
古代女帝の都、奈良にて初の開催となったゴー宣道場。
ここにきて各週刊誌が、愛子さまと「旧宮家」系の男子との「政略結婚」を促すかのような記事が連続して掲載された。
あまりにも低レベルな、全く根も葉もない週刊誌記事だが、男系固執派はそんなものをでっち上げるしかないというところまで追いつめられているのである。
しかし、倉持麟太郎師範は「法の番人」と言われた内閣法制局の元長官から、旧宮家案は「門地による差別」で憲法違反であるという、明確な回答を引き出した。これによって、男系派唯一の望みであった旧宮家案は完全にとどめを刺されたのに等しい。
さらに高森明勅師範の圧倒的な専門知識が、男系派の繰り出す俗説・妄説を片っ端から粉砕!
公論サポーターやゴー宣読者ほか有志たちによる「論破祭り」も着実に効果を挙げている。
だが時間は限られている。愛子皇太子の実現まで、全力で戦い抜かなければならない!
立憲民主党参議院•小西洋之議員!憲法改悪反対!人権削除反対!衆議院憲法審査会へ乗り込んで文句言いたい!高市弄りで逆陥穽の可能性も!?
どの政党が、好き嫌いでなく、
どの法案について、どう考えるか。
2023/3 現在。
高市議員を弄ってますが、逆に憲法改悪反対している議員が嵌められる可能性もあります。
「ウクライナ戦争論」第2部 第108回ゴー宣道場in九州2/2
令和4年11月12日、福岡市内で開催。
テーマはゴーマニズム宣言SPECIALの新刊タイトルと同じ「ウクライナ戦争論」。
ゲストは8月の「オドレら正気か?横浜LIVE」に登壇、その模様も同書に収録されているウクライナ人国際政治学者、グレンコ・アンドリー氏。
ウクライナ軍が反攻に転じ、新たな段階に入ったウクライナ戦争、その現状分析と今後の展望について、詳細に分析する!
おそらく戦争はウクライナの勝利となるだろう。だがその後はどうなる? ロシアは生まれ変わることはできるのかとなると、グレンコ氏の観測は極めて厳しい。
歴史の分析を怠らず、ロシアの正体を見誤らずに、戦争後のことまでも含めて考えていかなければならない。
そしてもう一つ重要なのは「国際法」の問題。
弱肉強食の世界に後戻りさせず、平和を守るには、国際法しかない!
平和主義者なら「国際法を守れ!」と言わなければならない。
だが他方で、国際法と憲法の関係については、未だ解決できない重要な問題がある。
思考し続けなければならないことは、限りなくある!
「ウクライナ戦争論」第1部 第108回ゴー宣道場in九州1/2
令和4年11月12日、福岡市内で開催。
テーマはゴーマニズム宣言SPECIALの新刊タイトルと同じ「ウクライナ戦争論」。
ゲストは8月の「オドレら正気か?横浜LIVE」に登壇、その模様も同書に収録されているウクライナ人国際政治学者、グレンコ・アンドリー氏。
ウクライナ軍が反攻に転じ、新たな段階に入ったウクライナ戦争、その現状分析と今後の展望について、詳細に分析する!
おそらく戦争はウクライナの勝利となるだろう。だがその後はどうなる? ロシアは生まれ変わることはできるのかとなると、グレンコ氏の観測は極めて厳しい。
歴史の分析を怠らず、ロシアの正体を見誤らずに、戦争後のことまでも含めて考えていかなければならない。
そしてもう一つ重要なのは「国際法」の問題。
弱肉強食の世界に後戻りさせず、平和を守るには、国際法しかない!
平和主義者なら「国際法を守れ!」と言わなければならない。
だが他方で、国際法と憲法の関係については、未だ解決できない重要な問題がある。
思考し続けなければならないことは、限りなくある!
第108回ゴー宣道場 語らいタイム
第108回ゴー宣道場は令和4年11月12日、福岡市内で開催された。
テーマはズバリ「ウクライナ戦争論」。
新刊『ゴーマニズム宣言SPECIAL ウクライナ戦争論』をテーマに、ゲストはウクライナ人国際政治学者、グレンコ・アンドリー氏。
ウクライナ軍の反転攻勢が続く戦争、最終的なウクライナの勝利は確信しながらも、まだ予断は禁物というアンドリー氏。その理由は、日本人には想像もつかないロシア軍のメチャクチャな戦術にあった。
戦後のロシアは変わりうるか?という問いに対するシビアそのものの答えから、平和を守る手段は国際法しかないという平和主義者・よしりんの訴え、そして、それを前提にしながらもさらに国際法の持つ問題点にまで踏み込み、実に収穫の多い大成功の道場となった。
その代わりよしりん師範、道場でエネルギーを使い切って完全電池切れのため、少々短めの語らいタイムですが、この満足感あふれる控室風景にてご容赦ください!
「シナ男系主義からの離脱~愛子天皇へ」第2部 第107回ゴー宣道場in東海2/2
令和4年9月11日、名古屋市内で開催。
テーマは参加者募集に先立って「シナ男系主義からの離脱~愛子天皇へ」と決めていたが、実際の内容はそこから二転三転!
まず予定調和を崩すために「全編質疑応答」に変更、さらにSNSによる「論破祭り」が大盛況となったことから、これを道場のライブでも行うという企画に変更。
ところがさらに、安倍元首相暗殺から統一協会問題が急浮上したため、これについて論じないわけにはいかなくなった。
これを臨機応変の対応力と抜群のユーモアで盛りあげてくれたのが、ゲストの宇野常寛氏。
これからは「保守カルト」を何とかしなければならないという指摘は、統一協会も男系固執も含む問題を端的に浮かび上がらせた。
統一協会と売国保守・売国政治家に対する、真の分析と断固たる態度を示すとともに、男系カルトの馬鹿っぷりを徹底的に粉砕出来、有意義なものとなった東海ゴー宣道場!
「シナ男系主義からの離脱~愛子天皇へ」第1部 第107回ゴー宣道場in東海1/2
令和4年9月11日、名古屋市内で開催。
テーマは参加者募集に先立って「シナ男系主義からの離脱~愛子天皇へ」と決めていたが、実際の内容はそこから二転三転!
まず予定調和を崩すために「全編質疑応答」に変更、さらにSNSによる「論破祭り」が大盛況となったことから、これを道場のライブでも行うという企画に変更。
ところがさらに、安倍元首相暗殺から統一協会問題が急浮上したため、これについて論じないわけにはいかなくなった。
これを臨機応変の対応力と抜群のユーモアで盛りあげてくれたのが、ゲストの宇野常寛氏。
これからは「保守カルト」を何とかしなければならないという指摘は、統一協会も男系固執も含む問題を端的に浮かび上がらせた。
統一協会と売国保守・売国政治家に対する、真の分析と断固たる態度を示すとともに、男系カルトの馬鹿っぷりを徹底的に粉砕出来、有意義なものとなった東海ゴー宣道場!
「女性天皇と女系天皇は違う?(はてな)」第2部 第106回ゴー宣道場in北海道2/2
令和4年7月10日、札幌市内で開催。
1年ぶり2回目の北海道ゴー宣道場、今回もご当地ヒーロー・ソーランドラゴンのオープニングアクトからスタート!
左翼教育が強く、天皇に冷淡と言われる北海道で満員の参加者を集めただけでも快挙、議論も非常に充実したものとなった。
【よしりん談】
「北海道ゴー宣道場」大成功だった。
不穏な事件の直後なのに欠席者が少なく、参加者の印象がさわやかで、気持ちが良かった。
天皇の知識は乏しいはずの北海道だから、少し難しかったかもしれない。
だが参加者の集中力が途切れることなく終わった。
憲法問題でも、憲法は国民による権力への命令書という基本を初めて知って驚いたという感想が多数あった。
天皇も憲法も基本を押さえなければ、始まらない。
保守を自称する知識人も、基本がなってないことを最近知って、愕然としていた。
啓蒙活動が重要である。
場外乱闘でのジンギスカンが美味かった。
エゾリスさんの献身的なサービスがありがたかった。
わしは今後、「自覚的な愛子天皇支持者」を増やす行脚僧となろうかと思う。
「女性天皇と女系天皇は違う?(はてな)」第1部 第106回ゴー宣道場in北海道1/2
令和4年7月10日、札幌市内で開催。
1年ぶり2回目の北海道ゴー宣道場、今回もご当地ヒーロー・ソーランドラゴンのオープニングアクトからスタート!
左翼教育が強く、天皇に冷淡と言われる北海道で満員の参加者を集めただけでも快挙、議論も非常に充実したものとなった。
【よしりん談】
「北海道ゴー宣道場」大成功だった。
不穏な事件の直後なのに欠席者が少なく、参加者の印象がさわやかで、気持ちが良かった。
天皇の知識は乏しいはずの北海道だから、少し難しかったかもしれない。
だが参加者の集中力が途切れることなく終わった。
憲法問題でも、憲法は国民による権力への命令書という基本を初めて知って驚いたという感想が多数あった。
天皇も憲法も基本を押さえなければ、始まらない。
保守を自称する知識人も、基本がなってないことを最近知って、愕然としていた。
啓蒙活動が重要である。
場外乱闘でのジンギスカンが美味かった。
エゾリスさんの献身的なサービスがありがたかった。
わしは今後、「自覚的な愛子天皇支持者」を増やす行脚僧となろうかと思う。
【無料公開】参院選のその前に、もう一度「憲法」のことを整理する|倉持麟太郎
本編の続きはこちらから ▶︎ https://nico.ms/so40665894?from=2323
今後の遅いインターネットのラインナップはこちら▶︎ https://bit.ly/slowmtg
▼概要
2022年7月に投開票が予想されている参院選を前に、弁護士・倉持麟太郎さんとともに、いまの日本社会における憲法の論点を整理し、今後の課題を考えます。
▼出演
倉持麟太郎(弁護士、慶応大学グローバルリサーチンスティチュート(KGRI)所員)
宇野常寛(評論家・PLANETS編集長)
▼日時
2022年6月21日(火)
ハッシュタグは #遅いインターネット会議
▼遅いインターネット会議とは?
PLANETS編集長・宇野常寛が提唱する「遅いインターネット」計画の一貫として、政治からサブカルチャーまで、ビジネスからアートまで、さまざまな分野の講師を招き参加者と共に考える場を構築していきます。
新聞やテレビといったオールドメディアは物足りない、しかし今日の「速すぎる」インターネットの空疎さにも付き合いきれない。こうした読者の方へ、よりアクティブな学びを提供し、自由な問題設定と多角的な思考を共有することが目的です。
そのために日常の中に少しだけ、しかし確実に世の中とは近過ぎない、しかし離れすぎない中距離を置いた思考の場を用意しました。
ぜひ予定を空けて、自分の世界を少しずつ広げることに挑戦してください。