F12020 Formula 1 Rolex Sakhir Grand Prix Highlight

F12020 Formula 1 Rolex Sakhir Grand Prix Highlight

開催に至る経緯バーレーン・インターナショナル・サーキットは当初、3月22日に第2戦バーレーンGPとして開催される予定であったが、同GPを含めた多数のレースが新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって延期または中止に追い込まれ、日程は一度白紙状態となった[3]。8月25日にシーズン終盤戦の日程が発表され、同サーキットで2週連続の開催が決まり、1週目の前戦バーレーンGPは通常のグランプリ・トラックを使う一方、2週目の本レースはF1では初めてとなるアウター・トラックが使用されることになった。グランプリの名称であるサヒールは同サーキットの所在地から採られたタイヤ本レースでピレリが持ち込むドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C2、ミディアム(黄):C3、ソフト(赤):C4の組み合わせサーキット前述した通り、F1では初めてアウター・トラックが用いられる。このレイアウトは全長が3.543kmと短い高速コースで、F1の事前シミュレーションによると予選のラップタイムは1分を切り、約54秒と予想されている。DRSゾーンはターン3から4とターン11からメインストレートの2ヶ所に設置される。前週に行われたバーレーンGPでロマン・グロージャンが事故に見舞われたターン3のガードレールは交換され、2列のタイヤバリアも追加された。これに加え、ターン9(グランプリ・トラックのターン13)のイン側にある縁石が撤去された。トラックリミットの厳格化を目指すFIAは、ターン8のトラックリミット違反を厳しく監視する。フリー走行及び予選ではトラックリミット違反となったラップタイムが抹消され、決勝では3回で警告を示す黒/白旗が出され、4回以上の場合はスチュワードに報告される。ハースは前戦バーレーンGPの決勝スタート直後に大クラッシュを喫し、マシンの炎上により両手の甲に火傷を負ったロマン・グロージャンに代わり、元F1チャンピオンのエマーソン・フィッティパルディの孫で同チームのテスト兼リザーブドライバーを務めるピエトロ・フィッティパルディを起用69周目にSCが終了すると、トップ4ドライバーの中で唯一フレッシュタイヤを履いていたラッセルは73周目までにボッタス、ストロール、オコンを次々にオーバーテイクして2位に浮上。ボッタスはピット作業の混乱で結局交換できずじまいのままのハードタイヤの性能低下で9位に後退。78周目、ラッセルのマシンは左リアタイヤのパンクに見舞われ、再びタイヤ交換のためのピットインを余儀なくされ14番手まで後退したが9位まで挽回し、自身のF1キャリア初のポイントとファステストラップポイントを獲得した。レースはこのままペレスが逃げ切り、キャリア初優勝を飾った。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43934007