札幌市厚別区の病院で医療用麻薬のずさんな管理を行っていたとして、病院と薬剤師ら3人が書類送検されました。書類送検されたのは、法人としての札幌ひばりが丘病院と30代と50代の薬剤師、それに40代の薬剤助手の3人です。30代の薬剤師は道に報告する麻薬受渡届で虚偽の届け出をした疑いで、また50代の薬剤師は麻薬の帳簿と在庫が合わないことに気づいたにも関わらず薬剤助手と共謀して帳簿に虚偽の記入をした疑いなどが持たれています。道厚生局麻薬取締部によりますと、30代の薬剤師が4年前に管理データを誤って消去したことで在庫の数が分からなくなったということです。虚偽の記載は16品目で、在庫数が100個以上ずれているものもありました。薬剤師らはいずれも容疑を認めています。