マイリスト シベリウス~知られざる名曲
taltalvale さんの公開マイリスト シベリウス好きのシベリウス好きによるシベリウス好きのためのリストです。 うpリクエスト等ございましたらコメントでお願いします。
https://www.nicovideo.jp/user/8124368/mylist/11361419
ポホヨラの娘/シベリウス~知られざる名曲その14
ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団
【指揮】ネーメ・ヤルヴィ【演奏】エーテボリ交響楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を待たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■チェロの印象的なソロから始まる「ポホヨラの娘」は、カレワラの主人公の一人ワイナモイネンがポホヨラ(北極の事らしい)に住む魔女ロウヒの娘に求婚し、かぐや姫よろしく三つの課題を与えられますが、三つ目の糸巻きから小船を造る時に斧で膝を負傷してしまい断念する、という物語を表現しています。 ■ちなみにこの10年ほど前に作曲された「レミンカイネン組曲」ではレミンカイネンがポホヨラの娘に求婚して、同じく三つ目の課題で失敗します。娘モテモテです。 mylist/11361419
12:01|2009年04月20日 22:40:31 投稿
タピオラ/シベリウス~知られざる名曲その13
オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団
【指揮】オスモ・ヴァンスカ【演奏】ラハティ交響楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■「タピオラ」とは叙事詩「カレワラ」に登場する森の神「タピオ」の住む森のことです。 ■単一のテーマを繰り返すような形式ですが非常に高い完成度を誇り、最高傑作とされる(とうp主が思っている)交響曲第7番と並び称される後期の傑作です。 ■この曲もまずは何も考えず、カレワラの世界に浸ってみるのが良いでしょう。 mylist/11361419
17:26|2009年04月10日 01:01:04 投稿
夜の騎行と日の出/シベリウス~知られざる名曲その12
ホルスト・シュタイン/スイス・ロマンド管弦楽団
■間があいてしまいましたが、うp再開です。ネタが切れるまで、週1程度でうpしていけたらと思います。
【指揮】ホルスト・シュタイン【演奏】スイス・ロマンド管弦楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■「夜の騎行と日の出」は、交響曲3番とほぼ同時期に書かれ、前半の付点のリズムの繰り返しによる騎行の場面と、後半の神々しい日の出の場面に分かれます。シベリウスによると、「暗い森の中を独り馬で行く平均的人間の内面的体験」とのことです。 ■交響曲3番やエン・サガ等に通じる繰り返しによる高揚感と、後期の作品に見られるような美しい日の出の描写、一粒で二度おいしい曲です。 mylist/11361419
14:26|2009年04月03日 21:59:52 投稿
劇音楽「テンペスト」より「嵐」/シベリウス~知られざる名曲その11
ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団
【指揮】ネーメ・ヤルヴィ【演奏】エーテボリ交響楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■「テンペスト」はシベリウスが最後に手掛けた劇音楽で、シェークスピアの同名の喜劇が元になっています。現在では序曲、「嵐」を含む第一組曲、第二組曲に編曲されています。 ■「嵐」はその名の通り嵐を表現した小品で、シベリウスの巧みなオーケストレーションにより見事に表現されています。 mylist/11361419
3:15|2009年03月18日 17:37:21 投稿
森の精/シベリウス~知られざる名曲その10
佐藤俊太郎/クオピオ交響楽団
【指揮】佐藤俊太郎【演奏】クオピオ交響楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■交響詩「森の精」は1894~1895年ごろに作曲されましたが、どういうわけだか楽譜が散逸し、長らく幻の曲となっていました。ようやく1996年に楽譜が復元され、100年の眠りから目覚めたのです。 ■曲はヴィルクトール・リュドベリの詩「森の精」の内容をほぼ忠実に再現したもので、勇敢にも森の中をさまようビョルンが森の神秘的な力に飲み込まれて森の精に心を奪われ、仕事にも妻にも興味をもてなくなってしまう、という内容です。 mylist/11361419
22:18|2009年03月17日 19:03:32 投稿
交響曲第四番・第三楽章/シベリウス~知られざる名曲その9
オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団
【指揮】オスモ・ヴァンスカ【演奏】ラハティ交響楽団■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。■と言いつつまたもや交響曲、しかも「知られざる…」で紹介していいのか、という神曲「シベ4の3楽章」です。■当時シベリウスは喉の腫瘍に侵され、死の恐怖に慄きながら作曲したとされています。深い闇から這い上がろうとする様な上昇音階と、それに続く絶望的な下降音階からなる旋律が楽章全体を支配しています。■ヴァンスカ/ラハティがゆったりしたテンポで全てを歌い上げます。シベリウスが書いた中で最も深いと言われるこの曲、まずは何も考えず深遠な世界に浸ってみてください。 mylist/11361419
14:06|2009年03月17日 02:22:51 投稿
エン・サガ/シベリウス~知られざる名曲その8
ヴラディーミル・アシュケナージ/フィルハーモニア管弦楽団
【指揮】ヴラディーミル・アシュケナージ【演奏】フィルハーモニア管弦楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■「エン・サガ」は「伝説曲」と訳され、カレワラの一節を描写しているようでもありますが、具体的な出典は明らかになっていません。交響曲1番やフィンランディアよりずっと前に作曲された、初期の傑作です。 ■単調な中になんともいえない中毒性を持った不思議な曲です。うp主はこの曲を聞いて本格的にシベリウスにハマりました。ぜひ騙されたと思って2、3回聞いてみてください。きっとあなたもシベリウスの仲間に・・・。 mylist/11361419
19:19|2009年03月12日 12:34:41 投稿
フィンランディア讃歌/シベリウス~知られざる名曲その7
アストリッド・リスカ/ユビラーテ合唱団
【指揮】アストリッド・リスカ【演奏】ユビラーテ合唱団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■言わずと知れた「フィンランディア」は1900年に「愛国記念劇」という劇音楽の一部として作曲され、後に独立した交響詩となりましたが、これに1938年にコスケンニミエが詩を付けたものが「フィンランディア讃歌」となりました。フィンランドでは現在でも「第二の国歌」として広く歌われています。 ■フィンランド独立の気運を高めたとして歴史的にも重要なこの曲には、静かな中にも力強い意思がみなぎっています。【7/29追記】誰かが歌詞をつけてくれました! mylist/11361419
2:05|2009年03月12日 11:33:31 投稿
水滴/シベリウス~知られざる名曲その6
ヤッコ・クーシスト(ヴァイオリン)、タネリ・トゥルーネン(チェロ)
■シベリウス最初の作品です
【演奏】ヤッコ・クーシスト(ヴァイオリン)、タネリ・トゥルーネン(チェロ)■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■「水滴」は現存するシベリウスの最初の曲で、1875年ごろ(当時10歳!)の作とされています。シベリウスの家では音楽が推奨されており、シベリウスはヴァイオリン、弟のクリスティアン・シベリウスはチェロを嗜んでいました。幼いシベリウスはこの曲を作曲して、弟と一緒に演奏していたのかも知れませんね。 mylist/11361419
0:46|2009年03月11日 13:28:31 投稿
もうひとつのシベ5・第四楽章/シベリウス~知られざる名曲その5-4
オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団
■貴重な1915年版です
【指揮】オスモ・ヴァンスカ【演奏】ラハティ交響楽団 ■シベリウス生誕50周年記念行事で発表された当時の、交響曲第5番の初版(1915年)です。 ■1919年版と比べるとやや冗長な印象も受けますが、フィンランドの雄大ながら静謐な情景が見事に表現されています。第一楽章→sm6384797 mylist/11361419
13:50|2009年03月10日 01:09:55 投稿
もうひとつのシベ5・第三楽章/シベリウス~知られざる名曲その5-3
オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団
■貴重な1915年版です
【指揮】オスモ・ヴァンスカ【演奏】ラハティ交響楽団 ■シベリウス生誕50周年記念行事で発表された当時の、交響曲第5番の初版(1915年)です。 ■この第三楽章は1919年版の第二楽章に相当します。1919年版と1915年版を聞き比べると、シベリウスは改訂にあたり曲の多くの部分を削除していることがわかります。それは後期の作品、交響曲6番、7番やタピオラなどにみられる、一切の無駄を省いた、崇高に凝縮された作風に通じるものがあるように思います。第四楽章→sm6387202(自動でジャンプします) mylist/11361419
7:45|2009年03月09日 23:05:41 投稿
もうひとつのシベ5・第二楽章/シベリウス~知られざる名曲その5-2
オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団
■貴重な1915年版です
【指揮】オスモ・ヴァンスカ【演奏】ラハティ交響楽団 ■シベリウス生誕50周年記念行事で発表された当時の、交響曲第5番の初版(1915年)です。 ■1919年版は3楽章編成(正確には3部)ですが、1915年版は4楽章編成になっており、第一楽章とこの第二楽章を併せたものが1919年版の第一楽章になっています。第三楽章→sm6385719(自動でジャンプします) mylist/11361419
5:11|2009年03月09日 21:47:50 投稿
もうひとつのシベ5・第一楽章/シベリウス~知られざる名曲その5-1
オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団
■貴重な1915年版です
【指揮】オスモ・ヴァンスカ【演奏】ラハティ交響楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■などと前置きしながら今回紹介するのは「交響曲第5番」、ただし一般的に演奏されている1919年版ではなくシベリウス50歳の祝賀行事で発表された初版(1915年)です。 ■第一楽章は冒頭のホルンによるファンファーレがないなど細かい違いはありますが、ほぼ1919年版の第一楽章の前半と同じメロディーが使われています。第二楽章→sm6385148(自動でジャンプします) mylist/11361419
8:23|2009年03月09日 21:21:23 投稿
アンダンテ・フェスティーボ/シベリウス~知られざる名曲その4
オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団
【指揮】オスモ・ヴァンスカ【演奏】ラハティ交響楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■「アンダンテ・フェスティーヴォ」は1922年にサイナトゥサロ製作所という工場の25周年記念行事のために作曲され、当初は弦楽四重奏曲でしたが、後にティンパニを含む弦楽合奏曲に編曲されました。 ■フェスティーヴォ(祝典)と聞くとショスタコーヴィチの「祝典序曲」のような派手なものを想像されるかも知れませんが、そこはシベリウス、ゆったりとした中に堂々とした響きを持つアンダンテに仕上がっています。 mylist/11361419
5:09|2009年03月06日 00:56:04 投稿
「カレリア」序曲/シベリウス~知られざる名曲その3
佐藤俊太郎/クオピオ交響楽団
【指揮】佐藤俊太郎【演奏】クオピオ交響楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■劇音楽「カレリア」は野外劇の付随音楽として作曲され、現在は組曲が有名です。 ■あまり演奏されることのない序曲ですが、シベリウスらしい幻想的なメロディーの中に組曲でおなじみのメロディーが散りばめられている、親しみやすい曲です。 mylist/11361419
8:44|2009年03月06日 00:16:26 投稿
ルオンノタール/シベリウス~知られざる名曲その2
ヴラディーミル・アシュケナージ/エリザベト・ゼーターシュトレーム(ソプラノ)/フィルハーモニア管弦楽団
【指揮】ヴラディーミル・アシュケナージ【演奏】フィルハーモニア管弦楽団【ソプラノ独唱】エリザベト・ぜーターシュトレーム ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■「ルオンノタール」はソプラノ独唱による歌曲ですが、管弦楽がただの伴奏ではなく独唱と同等に主張してくるので、交響詩として扱われることのほうが多いのではないでしょうか。歌詞はフィンランドの叙事詩「カレワラ」の一節から引用されているようです。 ■弦楽器によるウネウネした序奏は一度聞いたら忘れられない、シベリウスらしいなんとも不思議な魅力があります。 mylist/11361419
9:07|2009年03月04日 22:06:46 投稿
春の歌/シベリウス~知られざる名曲その1
ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団
【指揮】ネーメ・ヤルヴィ【演奏】エーテボリ交響楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■「春の歌」は1894年(シベリウス29歳)に作曲されましたが、その時のタイトルは「管弦楽のための即興曲」。1895年により明るいニ長調の曲に改訂され、その後さらに改訂されヘ長調となり、現在の形となりました。 ■フィンランドの長い冬が終わり、ようやく訪れた春の喜び、輝かしさが見事に表現されていますが、実はこの曲には「春の悲しみ」という副題が付けられています。曲中にしばしば現れる陰鬱なメロディーは、一体何を表しているのでしょうか。 mylist/11361419
7:53|2009年03月04日 21:13:32 投稿