3月4日、ANAグループと中部 国際空港(セントレア)の共同イベント「空の上での結婚式」「空で誓う39,000フィートのバージンロード」を実施しました。機体は、ANA ウイングスの ボーイング737 -700型機 (登録番号JA03AN)を使用。フライトボードに「HAPPY WEDDING FLIGHT」と表記され、便名は新郎が27日生まれで新婦が8日の誕生日にちなんだもので、NH2708便と名付けられました。中部空港での「空の上の結婚式」は、空港で挙式できるエアシティウェディングを提供するセントレアと、ANAグループ社員の自発的提案活動を行っている「ANAバーチャルハリウッド」で活動する、現役チーフパーサーの発案で始まりました。第1回は2013年10月20日に行われ、2回目となる今回は2016年8月から募集を行い実施されました。挙式の受付は、午後1時すぎから国内線 ANA出発カウンターで行われました。搭乗口の案内には、「HAPPY WEDDING FLIGHT HIDEYUKI & AYUKA」と表示され、新郎新婦は列席者と記念撮影を楽しんでいました。ANAの地上係員による「空の上での結婚式」の特別な搭乗案内で搭乗が開始されました。新郎新婦が挙式が行われる機内へ向うと、搭乗口へ駆けつけていた大勢のANAグループ社員とANAウイングスの泉弘毅社長に見送られ、リボンなどで飾り付けられたボーディングブリッジを渡り機内へ向かいました。駐機場では、サプライズで、ANAのグランドハンドリングスタッフが水絵で「Happy wedding」と描き、ハートが描かれた貨物コンテナが置かれていました。中部発中部行きとなるNH2708便は、米澤機長と向川原副操縦士が操縦を担当し、4人の客室乗務員が機内で新郎新婦らを出迎えました。挙式の列席者45人とスタッフなど74人を乗せ、中部空港の9番スポットを定刻より8分早い午後2時22分に出発。地上から大勢のANAグループ社員に見送られました。機体が滑走路の手前で停止し、機長が新郎新婦と列席者に離陸の許可を求め、午後2時36分にセントレアを離陸。針路を東にとり、南アルプス・浜名湖・富士山・伊豆大島付近上空を飛行。機内では、離陸後、サプライズで用意されていたビデオ映像が機内モニターで上映されました。その後、シートベルトサインが消灯されると、いよいよ挙式が始まりました。プロフィール紹介が読み上げられた後に、新婦が手作りしたリングピローに載せられた結婚指輪を客室乗務員が後方から運び、新郎新婦に手渡され指輪の交換と誓いのキッスが行われました。中部 国際空港へ戻るとオープンスポットへ駐機し、新郎新婦は西日を浴びながら手を取り合い タラップより降機しました。空港内で開かれたアフターセレモニー会場でもサプライズが続き、新郎新婦が入場する際には大勢のANAグループ社員に出迎えられ、ANAのパイロットらによるバンド演奏が披露され、新郎新婦が署名した結婚証明書へ、米澤機長も署名しました。ANAウイングスの泉弘毅社長からは、ボーイング737のモデルプレーンがプレゼントされたほか、ANAに所属する卓球の福原愛選手からのビデオレターが会場に流れ、サイン入りラケットとボールが贈られました。