朗読:宮崎典子(フジテレビアナウンサー)宮沢賢治の「注文の多い料理店」朗読です。お楽しみください。【序】で、賢治は「ほんとうにもう、どうしてもこんなことがあるようでしかたないということを、わたくしはそのとおり書いたままです」「みんな林や野原や鉄道線路やらで、虹や月明かりからもらってきたのです。わたしは、これらの小さな物語のいくきれかが、おしまい、あなたのすきとおった、本当のたべものになることを、どんなに願うかわかりません‥‥」と言っています。また「古風な童話としての形式と地方色とを以て類集した」とも自筆の広告文に書いています。幻想的な短編集で、都会文明に対しての風刺と警告が読み取れます。 2パート構成のものを1つにまとめています。