リヒテルのピアノによる『展覧会の絵』

リヒテルのピアノによる『展覧会の絵』

原曲の方は、ラヴェル編の人気に引っぱられるようにして、少しずつ演奏されるようになってきた。が、難曲であったため、これを弾けるのは「ヴィルトゥオーゾの証明」のような扱いになりかけていたし、むしろ管弦楽版が原曲であるかのような扱いでもあった。しかも、演奏されることはあってもリムスキー=コルサコフ版であり、原典版-真のムソルグスキーの楽曲-ではなかった。そうした中、ロシアのピアニスト、リヒテルのレコードが新しい扉を開く。1958年のことでソフィア・ライブである。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm5354324