青信号ラジオ作詞・作編曲 へやぎ11℃を映した 夜に立つ温度計20時に 車庫を出て もう3時間半日々気持ちは 上がって下がるその度に 上がり方が鈍くなるグライダーのように 少しずつ底へ梅雨が明けたって 聞いたのに雨つける 一番緩いワイパーはじきながら ただ道を進む昨日観た「ノイズ」 それのサウンドトラック 流す対向車もない 恐怖の記憶が私を揺する子どもの頃 眠りにつくまでの記憶無限の 暗闇で「死」を捉えようとしてた曲が一回りする ラジオに切り替えるただの明るい声がする ああ 急カーブ『青い雨傘行方不明』が寄せる相談「繰り返す日々 その無意味さで 毎晩泣いてしまう」11から14にするボリューム小さく唸り声を上げた後語り始める パーソナリティー「生きることに 意味など存在しないしだから 楽しいことだけ考えて 生きていればそれでいい」彼は 今そう「祈り」をしたんだ頭で 捉えられないものにただ 意味のない言葉を 呪文の様に 並べるまるで 昔々の「雨乞い」をする様に聴きたくなる 激しくいく不幸な音楽 探そう助手席に沈む 携帯ハンドルが少し 左を向く