2024年の11月中旬、愛知県半田市にある岩滑城址(やなべじょうし)を訪れました。築城年代等は不明ですが、榊原主殿が築城したと伝わり、天文12年(1543年)、宮津の新海淳尚を攻め滅ぼした水野信元が岩滑城に家臣の中山勝時を入れたと伝わります。後に中山勝時は西に中山城を築き、そちらに移ったようです。城址の近くには童話『ごん狐』の作者である、新美南吉さんの生家があり、城址の北側にある矢勝川は『ごん狐』の舞台と考えられるようです。北の矢勝川を天然の堀とし、周囲より高台にある常福院が岩滑城跡と伝わります。中山勝時は徳川家康の母・於大の方の妹を妻としており、家康の叔父に当たる人物で、矢勝川に架かる橋は家康も渡ったと伝わります。矢勝川の流れは非常に穏やかで、周囲の風景も非常に印象的でした。お城→ mylist/37297571