AySyralです、「諦め」がテーマです『褪花』歌:花隈千冬,重音テト(SynthesizerV)詩:ナースロボ_タイプT(VOICEVOX)絵:ヘレミア様( https://x.com/here_mia3939 )音楽:AySyral (@AySyral)ー歌詞ー名もない花に見惚れては届きもしない手を伸ばす理想が 言葉が 呑み込めないまま幼い声は毒されて 無為な思想に成り果てた曖昧で 瞑々で 吐き捨ててしまえよ、なぁ兎角上手くは出来なくて 天稟なぞに恵まれず最低な感性を今も燻らせて『窓硝子に藍色が反射している。鳥居、蝉時雨、涙が落ちて群青世界机上の白紙は散り散りに。部屋に残った私だけ滔々と流れていく川の水のように、そのまま、溶けて消えてしまえれば良かったのに。』諦めなければ報われますか物悲しいのもなくなりますか独りよがりな石を飛ばした海を眺めても今更、秋の夕日のような愚痴も夏の祭りのような無駄も分からないなら、「あ、もういいか」って重ねた嘘が苦しくて 本当の僕を見失う空々で 朦朧で 溶け出してしまうような心を揺らす音になる そんな未来に憧れて透明な風景に花を綴じ込むだけ『生きて世の忘れ形見になるならばと夢ばかりを書き連ねた行先は、返しのないこの宵闇で。これが現実として、これから先抱えていく思い出に成り下がると知っていたら月に見た花の面影に、留めておいたのに。』このまま誰にも知られず消えるのですか虚ろな僕だけ残るのですか独りよがりに唄を零して明日を憂いても今更、春の陽射しのような疵も冬の深雪のような痣も騙せないから、「じゃあ、もういいや」って脳裏に浮かぶ日暮れが僕らを殺してしまうそれなら、夜明けに縋る意味は?生きてる理由は綺麗な筈で息苦しいのは無くなる筈で一人芝居で僕を騙して花を浚っても今更、夏に溢れた青い春も冬に呑まれた白い秋も遣る瀬無いまま、はら、はらただ泣いてんだって今更、夢の浮橋が渡れぬことも月夜の蟹と呼ばれていることも独りよがりな歌で結んで過去に挿頭してるこれから、淡い記憶のように薄れ幼心のように消えて、残らないなら、「じゃあ、もういいか」って