パンデミックのように増加しているがんの一因として、肥満や喫煙などの生活習慣に加え、エストロゲン受容体に作用する農薬が挙げられている。これらの農薬は目に見えず、味もしないが、私たちの食料や環境に大量に使用され、健康に悪影響を及ぼしている。しかし、政府や企業はこれらを安全だと主張し続けている。さらに、バイエル(製薬会社)とモンサント(農薬会社)の合併が問題視されており、バイエルはがん治療薬を製造し、モンサントはがんの原因とされるラウンドアップという農薬を製造している。このように、病気を引き起こす要因を提供する企業と、その治療法を提供する企業が一体化することで、まさに「マッチポンプ」的な状況が形成されていると言える。