ブルネイで般若心経

ブルネイで般若心経

バンダルスリブガワン某所にて西暦649年7月8日法師玄奘三蔵が、終南山翠微宮(現在の中国西安市長安区)にて、自身が天竺(現在のインド)から持ち帰ったサンスクリット語で書かれた経典から神髄を纏めて「般若心経」として漢訳する。全文と訳は以下の通り。 ①仏説摩訶般若波羅蜜多心経❶偉大なる智慧の完成に就いての心髄の経②観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空❷観自在菩薩が深遠なる智慧の完成を実践していた時、人間の存在を構成する要素である五蘊(色(物体)・受(感受)・想(表象)・行(意志)・識(認識))は全て、自分という実体を持たない「空」であると見極めた。③度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空❸だからこそ、凡ゆる苦悩や災いを克服した。釈迦の弟子舎利弗よ。色は「空」であり、④空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相❹「空」は物体と異ならないのである。受・想・行・識も同じく「空」である。舎利弗よ。凡ゆる存在は「空」を特質としているから、⑤不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中❺生じる事も滅する事も無く、汚れる事も清まる事も無く、増える事も減る事も無い。「空」であるが故、 ⑥無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法❻固定的な実体は存在せず、受・想・行・識も存在しない。眼・耳・鼻・舌・身体・心も存在しない。此れ等の感覚器官の対象である視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・心も存在しない。⑦無眼界 乃至無意識界 無無明亦 無無明尽❼眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識を加えた十八界も存在しない。智慧が無い状態も無ければ、智慧が無い状態が尽きる事も無い。⑧乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得❽又、老いて死ぬ事も無ければ、老いて死ぬ事が尽きる事も無い。苦諦(一切が苦であるという真理)・集諦(苦には原因が有るという真理)・滅諦(苦を滅すると涅槃が得られるという真理)・道諦(苦を滅する為の方法の真理)を説いた釈迦の四諦も存在しない。知る事も無ければ得る事も無い。⑨以無所得故 菩提薩埵 依般若波羅蜜多故❾得るものが何も無いからこそ、菩薩は智慧の完成に依るのであり、⑩心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想➓心に妨げるものも存在しない。心に妨げるものが無いからこそ、恐怖も無い。だからこそ、誤った考えや夢想から離れ、 ⑪究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 ⓫究極の涅槃に至るのだ。過去・現在・未来の諸仏も、智慧の完成に依って、 ⑫得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 ⓬無上なる完全な悟りを得る...一元化 公式HP https://uc-4.com/

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