ドイツ週間ニュースで報じられた東部戦線における軍葬の記録。 1944年1月28日に英雄的戦死を遂げたアデルベルト・シュルツ陸軍少将は警察官から軍人に転身し戦車兵として活躍し続けた珍しい経歴の軍人。ロンメル将軍のもとでフランス戦役を戦い、1940年9月に騎士鉄十字章を授与され、その後バルバロッサ作戦開始から一貫して東部戦線で戦い着実に武勲を重ねて1943年12月に柏葉剣ダイヤモンド付き騎士鉄十字章を授与されると共に陸軍少将に昇進し、当時はドイツ陸軍最年少の40歳の将官となりました。 1944年1月初頭に総統大本営に招かれヒトラー総統から直々に勲章を渡され、わずかな休暇を過ごした後東部戦線に戻った直後ソ連軍の攻撃を迎撃する指揮をとる中、敵の砲弾が至近で炸裂し頭部に砲弾破片が食い込み直ぐに野戦病院に運ばれたが助からず戦死されました。 シュルツ少将の戦死は多くの上官部下だけでなく国防軍全軍で悲しまれ、上官である南方軍集団長マンシュタイン元帥は自ら葬儀の際に弔辞を読み花輪を捧げました。国防軍軍報に掲示された言葉は(われわれは勇敢で模範的な最高の戦車指揮官を失った)(ドイツ語ナレーションの日本語字幕をコメントにて表示しております)