地球からもらった「白い色」はとても優しくて美しいのです。 胡粉はもともと胡の国から奈良時代に伝わった白い顔料(胡の国の粉)として鉛白(塩基性炭酸鉛)を使っていましたが室町時代に日本の風土に合わせ、蛤や牡蛎、帆立などの貝殻(炭酸カルシウム)を材料におきかえて普及し現在に繋がっています。 海からの恵みを時間をかけて顔料にしていく工程も、膠液を少しずつ混ぜて練り溶いてゆく、その絵具をつくる工程も古典的な技法です。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm43851155