Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=auAlA0qxUI4&t=4879s )。1997年9月、第6回サイトウ・キネン・フェスティバル松本において、小澤征爾の指揮、サイトウ・キネン・オーケストラ等により、バッハのマタイ受難曲 BWV244の全曲演奏が行われました。これは、小澤との親交が深かった武満徹からの提言が元となって実現したものですが、前年の1996年に武満はガンにより死去しており、この演奏を聴くことはかないませんでした。図らずも武満への追悼の意味合いも加わったこの演奏では、一部では古楽器が使用されているものの、基本は現代楽器による演奏ということで賛否両論があるようですが、自分が聴いた限りでは、小澤とサイトウ・キネン・オーケストラのコンビによる最良のバッハ演奏なのは間違いないかと思います。クリスティアーネ・ウルツェ(ソプラノ)ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)ジョン・マーク・エインズリー(テノール)トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ東京オペラシンガーズ