#00:00 冒頭挨拶#1:16 視聴上の注意#2:18 本編開始#2:49 搬送されてきた家族#4:09 集団食中毒#5:13 共通食だったウミガメ#5:49 なぜカメから毒が?#6:47 どうしてフグは自分で中毒にならない?#8:19 自治体の対応#9:38 その他の海洋生物にも注意が必要今回紹介するのは、海外で発生したとある海産物による食中毒事例です。東アフリカに位置し、広大な大自然で知られる「タンザニア連合共和国」沿岸部のとある地域の病院にはこの日、複数名の患者が緊急搬送されてきました。彼らはあるものを食べた後、突然猛烈な吐き気と腹痛、頭痛や発熱の症状に襲われ、小さな子供などは意識を失う重体となり、この病院に緊急搬送されていました。当初は四名の家族だけでしたが、患者の数は段々と増えていき、数日間でなんと数十名の男女が搬送され、集団食中毒の様相を呈していました。保健所はすぐに調査を行い、今回の食中毒騒動の原因を特定。それは、彼らが共通で喫食していた"ウミガメ料理"でした。この地域ではカメ料理が一般的なご馳走として親しまれており、ウミガメが料理に使われることも珍しいことではありませんでしたが、実はこのウミガメは夏の暑い時期になると、個体によっては食べている海藻類から毒素を取り込み、それが体内に蓄積することによって、有毒化してしまうことがあり、それを喫食したことで、集団食中毒が起きていたと考えられました。引用・出展・参考文献厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル https://ishort.ink/G8G4