中国共産党、台湾選挙妨害の詳細

中国共産党、台湾選挙妨害の詳細

6月21日付の海外メディアの報道によると、台湾政府は、中国がチャットアプリ・WeChat(ウィーチャット)や、団体旅行などを通じて、中国に有利な候補者に違法に資金を提供し、2024年1月の総統選挙を、干渉しようとしていることが発覚したと発表しました。 台湾の法律によれば、選挙活動が中国を含む「外部の敵対的勢力」から資金を受け取ることは違法とされています。 台湾政府が発表した3つの内部安全報告書には、中国による、台湾選挙への干渉の詳細がいくつか示されています。 第一に、中国は特定の台湾の団体や個人に、経済的に支援するかたちで、政治献金や選挙資金を提供できます。 第二に、台湾政府の監察リストに、中国から違法な資金を受け取った可能性があるのは、主に親中派の小政党や地方議員、中国と交流活動を行う寺院などです。 第三に、中国は、投票結果に影響を与えるために、選挙活動に関わる、数百人ほどの自治会長や村長などの地方政治家に、無料で中国旅行を提供する可能性があります。 第四に、中国は、人気のソーシャルネットワークやチャットアプリ・WeChatの送金機能などを通じて資金援助を行う可能性があります。 第五に、中国は旅行会社と協力し、団体ツアーのメンバーが、台湾に現金を持ち込むよう要求する可能性があります。 その他の資金経路としては、台湾人が、中国の銀行口座から合法的にお金を引き出すことができる、中国の銀聯(ぎんれん)ネットワークを利用した決済カードや、台湾の慈善基金への直接送金などが考えられます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42399725