上海と北京で庶民式屋台が出現

上海と北京で庶民式屋台が出現

上海当局は最近、屋台の設置に関する「ガイドライン」を発表しました。しかし、その内容は、2020年6月に中国当局が主張した「主要都市で『屋台経済』を実施するのは容易ではない」との意見と矛盾しています。上海とは別に、主要都市の北京も1月30日に関連政策を打ち出しています。2020年、中国における「屋台経済」の議論は、同年5月末に中国国務院の李克強(り・こっきょう)総理によって「屋台経済」を奨励することを提案したことから始まりました。しかし、そのわずか5日後、北京日報は『屋台経済』が都市に適しているかどうかは、その都市の位置づけで判断・選択されるものだとし、屋台経済は北京に適していないという社説を掲載しました。 上海や北京で「屋台経済」が復活したのは、単に中国経済の失敗を反映しているのだけではなく、ここ数年、コロナ禍によって企業の閉鎖や失業が増えた為、中国政府が「屋台経済」の再導入を迫られたことが背景にあると、関係者は指摘しました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41871827