アメリカのミサイルを日本に配備することに就いて先週、産經新聞は、米國が日本に新しいミサイル兵器を島國領土に配備する機會を提供したと書いた。トマホーク巡航ミサイルや陸上型中距離極超音速彈道ミサイルなど、米國がまだ實戰配備してゐないものが含まれる。 日本へのミサイル配備に就いて正式な發表はないが、報道によると、このやうな問題は3〜4年前からワシントンの傍聽席で議論されてきたと云ふ。 どんなミサイルなんだらう? "トマホーク"は亞音速の巡航ミサイルの一種です。最大航續距離は使用するタイプによつて異なるが、原則として2,500kmを超えない。 現在、米國では極超音速ミサイルのプロジェクトが多數進行中である。この記事は、射程距離2775kmを謳ふ極超音速兵器(LRHW)ダークイーグルのことを指してゐる可能性が高い。 このやうなミサイルは、低速のトマホークと組み合はせて、さまざまな戰鬪任務に使用することができる。 ミサイルはどこに配備されるのでせうか? 産經の記事は、日本列島で3番目に大きな島である九州の南部に新兵器を配置する可能性に就いて考察してゐる。 また、インド太平洋地域に駐留する米國の軍艦にローテーションでミサイルを配備するオプションもある。 なぜ九州なのか? 中國、北朝鮮、ロシアに比較的近い島です。最近の政策文書では、これらの國々は日本の安全保障にとつて大きな脅威であるとされてゐる。 東アジアで力を發揮するためには、九州が最適なので、そこにミサイルを配備するのでせう。 このミサイルは、日本列島、琉球列島、臺灣の中心島、フィリピン諸島などを含む、所謂「第一列島線」に對する支配を強化するためにアメリカが使用すると思はれる。 九州に配備されれば、臺灣や東シナ海に屆くだけでなく、中國大陸の東側沿岸の目標も攻撃できるやうになるのだ。 日本は既に米國からトマホークミサイルを數百發、15億ドル以上で贖入する計劃を立ててゐる。 したがつて、極超音速兵器の配備がなくても、島國は近隣諸國に深刻な脅威を與へることになる。 特に、日本が更新した國家安全保障戰略の主要な要素は、敵による「差し迫つた攻撃の兆候」があつた場合に報復攻撃を行ふことだからだ。 RYBER @ telegram