ワシントン・ポスト紙の米議会襲撃報道にピュリツァー賞、ロイターは写真部門受賞

ワシントン・ポスト紙の米議会襲撃報道にピュリツァー賞、ロイターは写真部門受賞

米コロンビア大学は9日、メディアや文学などの分野における功績をたたえるピュリツァー賞を発表し、特に注目度が高い「公益」部門ではワシントン・ポスト紙による昨年1月の米連邦議会議事堂襲撃事件に関する報道を選んだ。またニューヨーク・タイムズ紙は「国内報道」「国際報道」「批評」の3部門で受賞。ロイターはインドの新型コロナウイルス大流行の惨状を伝えた写真が「特集写真」部門に選ばれた。 毎年恒例のピュリツァー賞は、米国の報道分野において最も権威のある賞で、公益部門が特に注目される。 同賞は今回「ウクライナのジャーナリスト」に対し、特別賞を授与した。 公益部門は、昨年1月のWP紙による米連邦議会議事堂襲撃事件に関する報道が選ばれた。 ピュリツァー賞管理者 マージョリー・ミラー氏 「説得力のある言い回しと生き生きとした説明で、米国で最も暗い日々を人々に徹底的かつ断固とした形で理解させた」 特集写真部門では、昨年7月にアフガニスタン取材中に死亡したダニッシュ・シディキ記者を含むロイターの写真チームによる、インドの新型コロナ感染の惨状を伝えた写真が選ばれた。受賞したのは、シディキ記者の他、アドナン・アビディ、サナ・イルシャド・マトゥー、アミット・デイヴの各記者。 NYT紙は中東における米軍の空爆による民間人の犠牲を検証した報道で国際部門を受賞したほか、国内部門と批評部門でも受賞した。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40452221