2022年4月4日 13時33分 アメリカ音楽界で最高の栄誉とされる「グラミー賞」の各賞が3日発表され、クラシックの最優秀合唱パフォーマンス賞に、メゾソプラノ歌手の藤村実穂子さんが参加している作品が、また最優秀クラシック・ソロ・ボーカル・アルバム賞にチェロ奏者、松本エルさんが参加している作品が選ばれました。ことしで64回目となるグラミー賞の授賞式はネバダ州のラスベガスで3日行われ、各賞が発表されています。この中ではクラシックの最優秀合唱パフォーマンス賞にメゾソプラノ歌手の藤村実穂子さんが参加している「マーラー交響曲第8番『千人の交響曲』」が選ばれました。また最優秀クラシック・ソロ・ボーカル・アルバム賞にチェロ奏者、松本エルさんが参加している「Mythologies」が選ばれました。藤村さんは取材に対し「指揮者のドゥダメルさんを中心にアンサンブルや全体のバランスを大切にしたすばらしい録音が栄誉ある賞を受賞し、参加したソリストとして非常にうれしく思います」とコメントしています。また松本さんはNHKの取材に対し「とても光栄で感謝の気持ちでいっぱいです。今回は全員がリモートで録音に参加するというクラシックのアルバムではなかなかない形でしたが、離れていても音楽でつながりあえる発見と幸せを知ることができました」とコメントしています。