欧州向けの純ガソリンエンジンの開発を終了した日産。そんな日産が最後に出した純ガソリンエンジンはスポーツエンジン「VR30DDTT」。新型フェアレディZにも搭載が決定されている、いま注目のエンジンを最初に搭載したスカイライン 400Rを解説!V37系スカイラインの400Rの解説です。先日、日産がガソリンエンジンの新規開発をストップした、と報道されましたね。展望として脱内燃機関を掲げているメーカーはすでにありましたが、実際に動き出したのは国内メーカーだと日産が初です。とはいえ、仮に2030年でガソリン車の販売を終了するとなれば、残されているのは約8年。エンジンは少なくとも10年、長ければ20年30年と改良を続けながら使い続けるものなので、ここ1~2年がラストチャンスではあります。おそらく、「VR30DDTT」をデビューさせた2019年には具体的な日数は未定でも、これが最後の新規ガソリンエンジンになるかもしれないという思いはあったのではないでしょうか。また、新型フェアレディZのように、現状ではガソリンエンジンではなくてはならない車種の存在を考えると、最後に出すとしたらこのようなハイパワーかつ趣味性の高いエンジンになりますよね。他のメーカーがどのように動くのか、そして新時代のスポーツエンジンはどのような形になるのか、非常に楽しみです。余談1日本仕様の話が多いので、海外を含めると厳密には違うって部分が無きにしも非ずです。余談2今回からエンコードの設定を変えたので、違和感あれば教えてください。