秋作詞作曲編曲写真:畳、布団の上金木犀の雨なんともないつまらない日々の途中足元を濡らす雨に眉をしかめたその時ふとそれが僕にぶつかってきたのだ雨に濡れた金木犀の香りが僕に語りかけるのです「お前、あの頃のこと覚えてるか?」雨に濡れた校舎あの人の黒い髪が揺れるあの人の笑い声が聞こえるあの人の長くて綺麗な足あの人の後ろ姿を見つめてしまうそうして僕は綺麗な花から目を逸らしたんだ下ばかりを見つめる日々の途中足元を濡らす雨に眉をしかめたその時ふとそれが僕にぶつかってきたのだ雨に濡れた金木犀の香りが僕に語りかけるのです「お前、あの頃のこと覚えてるか?」雨に濡れた校舎あの人の黒い髪が揺れるあの人の笑い声が聞こえるあの人の長くて綺麗な足あの人の横顔を見つめてしまうそうして僕は早歩きで逃げ出したんだ金木犀の雨が降ってきて僕は過去に埋もれてしまったその時また奴が僕に語りかけるのです「お前、あの頃のこと覚えてるか?」雨に濡れた校舎あの人の黒い髪が揺れるあの人の笑い声が聞こえるあの人の長くて綺麗な足あの人の面影を見つめてしまうそうして僕は金木犀に溺れたのでした