翳る教室
- 2021/05/29 17:41:02 投稿
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2021年春作詞作曲編曲写真：畳、布団の上翳る教室伸びた前髪が目にかかっている君その可愛らしい姿に見惚れながら俺はなにか、あの時の事を思い出したあの冷たい風吹く十一月目の前には少し目を逸らして言葉を選ぶ君それで俺は察して、何故なのか君のあどけなさ残る髪留めのピンを見た授業中、疲れたのか腕を下ろす君その可愛らしい姿に見惚れながら俺はやはり、あの時の事を思い出したあの冷たい風吹く十一月目の前には少し目を逸らして言葉を選ぶ君それで俺は察して、何故なのか君のあどけなさ残る髪留めのピンを見た彼女の控えめな胸が動き、次に細い首が動く消え入りそうで可愛らしい声が聞こえる予想通りの回答に少々の期待も消える自己満足の衝動による行動を後悔したのちようやくそこで申し訳ないことに気がついたようやくそこで彼女の優しさに気がついたようやくそこで己の呑気さに気がついたようやくそこで当然の結果だと気がついたあれからもうどれくらいが過ぎたかグレーもベージュも似合う君は教室の斜め前の席に静かに座っていて俺はそれをただ、盗み見るだけだった