1993年3月にセガ(後のセガ・インタラクティブ)からシステムマルチ32で稼働された「タイトルファイト」の全曲集です。熱気と歓声につつまれた四角いリングに、鍛え上げられた強靭な体を持った2人の男が向かい立つ。左右2つのレバーを握った時、プレイヤーは両の拳で戦う勇者となり、戦いのゴングを合図に熱いファイトを繰り広げる。パワーとテクニックで勝利をつかめ!!1993年、セガから登場したボクシングゲーム。1987年に同社から販売されていた「ヘビーウェイトチャンプ」の実質的なリメイク作である。筐体にはモニターと操作系が2つ装備されており、対戦プレイを前提としたデザインである。2人対戦モードとコンピューター相手の1人用モードがあるが、コンピューターとの対戦中でも片方の空いている筐体に所定の料金を投入すると乱入対戦が可能となっている。プレイモードを決定後、操作するボクサーを4人から選択する。互いのモニターには対戦相手が表示されているが、プレイヤー自身が操作するボクサーは上半身の輪郭と両腕が表示され、相手ボクサーが透けて見える様になっている。操作も「ヘビーウェイトチャンプ」に準拠しており、筐体から突き出た2本のレバーをボクシンググローブを握る感覚で持つ。パンチは左手・右手の打ち分けが可能。レバーを敵に向かって真っ直ぐ倒すとストレート。素早く何度も入力するとジャブになる。両方のレバーを同時に上下に入力するとボディブロー、左右どちらかに同じ方向に入力すればサイドステップとなる。レバーを回しながら倒すとフックを繰り出し、レバーを手前に倒すと相手のパンチを避ける。更に両方のレバーを内側に向けて、同時に斜め上か斜め下に倒すと防御態勢を取る。レバーを下から上に一気に回す様に動かすと、威力の強いアッパーカットになる。互いに激しく打ち合うと徐々に顔が腫れあがり、ダウンすると視界が歪み意識が遠のいてゆく場面になる等、ボクシングらしく派手で凝った演出となっている。1試合は1ラウンド3分間のみ。相手をKOさせるか判定に勝利すれば次の試合に進めるが、敗北か引き分けはゲームオーバーとなる。4人のボクサーを倒すと、ベルト獲得を目指してチャンピオンに挑戦する。このチャンピオンに勝利するとエンディングとなる。