国際生活機能分類(ICF)と障がい者への理解国際生活機能分類(ICF)について解説します。International Classification of Functioning, Disability and HealthICFは、2001年にWHO総会で採択されました。前身の国際障害分類(ICIDH: International Classification ofImpairments, Disabilities and Handicaps)は、WHO総会で制定されました。ありがとうございます。是非コメント残していってください!【障がいへの考察】私は、障害を理解する上で、障害を疾病の視点から捉えるのみでなく、環境因子など、社会的環境を捉えることは非常に、重要だと考えます。環境因子を変化されることによって、障がいの症状を軽減することは可能でしょうか。例えば、自閉症を伴う子どもを、馬に触れさせることで、人とのコミュニケーションが潤滑となったような事例があります。このような捉え方は、障害者を取り巻く、家族、学校、支援者が、社会的偏見の恐怖から多少なりとも救いとなるはずだと考えます。ICIDHでは、疾患だけでなく、障害を含めて捉えたことですが、欠点として、①環境因子(家庭,職場,学校などの社会的環境)の視点が欠如していたこと、②障害をマイナス面として捉えていたことなどが挙げられます。ICFは、生活機能と障害と背景因子から構成されています。(1)生活機能と障害は、①心身機能と構造、②活動、③参加に分かれる。(2)背景因子環境因子と個人因子があります。環境因子とは、家庭、職場、学校などの社会的環境を指します。個人因子とは、人種、性別、年齢、健康状態、習慣などの個人生活の背景となるものを指します。