でろちーって……なんだろうね。楓と美兎はしっとりとしていて、がっちりと肩を組んでいて、この先もずっとお互いに支え合っていく友達以上の関係だと思えるんだけど、でろちーはなんだろうね。でろちーはきっと遠慮も譲り合いも無く殴り合ったり言い合ったりできるような関係で、ある意味抜き身のナイフというか。親子でも兄弟でも恋人でも夫婦でも、それらは遠慮があってこそ成り立つ関係なんだけど、でろちーはきっとそういう関係じゃなくて、なんというのかな。こう、お互いが悩んで立ち止まっているお互いの背中を蹴り飛ばして「さっさと走れ」といえる関係のような。そう、きっとお互いにお互いのことを「むかつく」と思っていて、それをさらに力に変えているんだと思う。そうだ。例えるなら同じ町に住んでいて幼稚園のときからの友人で、不思議とその後も縁が途切れず続いているような、そういう関係。これは例え話だけど、楓と美兎が超超超親密な関係で、かえるが親友関係であるとするならば、でろちーは飲み友達なのではないだろうか。スト缶を大量に持ち込んだり、明らかに不味いお酒(余談だがとある場所で飲んだニンジンカクテルはマジで不味かった)を遠慮なく飲ませ合うような、たぶんでろちーはそういう関係なんだと思う。改めて、知ることのなかった人たちの交友関係を垣間見させてもらえるにじさんじは素晴らしいなあと思う。友達が結婚したり仲良くやってたり成功したりしていると嬉しいけど、にじさんじはそういう気持ちを見ていて抱かせてくれる。これは超高齢化社会の一つの解なのではないだろうか。さて、長々と語ってしまったが、にじさんじが始まって一年という節目を迎えたということを諸君は実感できているだろうか。私は豊臣秀吉ということもあって関西人の樋口楓さんのことを推しているのだが、その出会いはニコニコのエンターテインメントカテゴリのランキングに上がってきた嫉妬ムーブの動画だった。いやはや。ニコニコ動画とその転載者には感謝してもしきれない。しかし、私がにじさんじと出会うことができたのは間違いなくニコニコ動画のおかげであるが、そのにじさんじの引力に引きとどめ続けてくれたのは間違いなくライバーの皆様の魅力である。アニメではあり得ないリアルな感情の揺らぎ、同じ世界に住んでいるんだというこの実感。にじさんじはバーチャルライバー集団ではあるが、間違いなく彼女たちや彼らたちはこの平成の日本国に生きている。どうか、この先、平成から世が移り元号が変わったそのさらに先もにじさんじが続きますように。最後に、CEOの田角陸さん、誕生日おめでとうございます!!心から生まれてくれてありがとう!出典:にじさんじ「にじさんじの日特番」( https://www.youtube.com/watch?v=NHE1BAFwS6M )