ウミネコの繁殖地として知られる北海道の利尻島。卵からヒナがふ化し1か月ほどがたちました。茶色や灰色のヒナの中に、珍しい黄金色に輝くヒナ1羽が見つかりました。この場所で15年間、ウミネコの研究をしている北海道大学水産科学院の風間健太郎さんが見つけ、映像を撮影しました。風間さんによりますと、利尻島には、毎年4月から8月にかけてウミネコが繁殖のために集まります。多いときには10万羽が5万ほどの巣を作っていました。しかし近年、餌となる魚が減ったため、その数は減少傾向にあると言います。ことしは、3万羽を超えるウミネコが1万7000ほどの巣を作りました。多くのヒナを観察してきた風間さんですが、黄金色のヒナを見るのは初めてと言うことです。