バッハ 無伴奏チェロ組曲 バッハ 第1番 ト長調BWV1007 1. プレリュード

バッハ 無伴奏チェロ組曲 バッハ 第1番 ト長調BWV1007 1. プレリュード

「無伴奏チェロ組曲」はチェリストにとっての聖書とされるだけではなく、数あるバッハの作品群の中でも特に重要とされる名作です。タイトルの通り基本的にチェロ1台で演奏されますが、音を重ねて弾く重音奏法などにより多彩な表情を見せる重厚な作品になっています。ですがこの組曲は20世紀前半までほぼ忘れ去られていて、単なるチェロの練習曲程度にしか見られていませんでした。しかし、まだ13歳だったチェリストのパブロ・カザルスが、この作品の古びた譜面をマドリッドの楽譜屋で偶然手にしたことから、事態は一変します。この曲のただならぬ真価を察したカザルスは、その後密かに10年にわたって研鑽を積み、満を持して開かれた演奏会は音楽界に衝撃をもたらしました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm30661881