4月13日は中世後期のアルス・ノヴァを代表する作曲家/詩人であるギヨーム・ド・マショーの命日でしたので、彼の代表作の一つであるノートルダム・ミサ曲より、冒頭のキリエ(憐れみの讃歌)をお送りします。ミサ通常分を多声的に通作した現存最古の実例として有名ですが、テナーの定旋律にモテトゥス、トリプルムの2声部が絡み合い、コントラテナーがそれを支えるマショーのモテトゥスと同じ構成になっています。キリエの各章は3回繰り返しますが、途中にグレゴリオ聖歌を挟んだと解釈しています。コンポーザーP様の演奏へオマージュいたします。Vocaloid: Iroha_Natural, KAITO_V3, Kiyoteru_V4, Gackpoid_V3。 A=440.0Hz.純正律で調律しました。挿絵は拙作です。秋茄子の公開マイリスト: mylist/33133394