12月19日の韓国大統領選で、無所属のソウル大元教授、安哲秀(アン・チョルス)候補(50)は23日夜、緊急記者会見を開き、立候補断念を表明した。 安氏はソウルの事務所での記者会見で、「政権交代のため」に、野党側統一候補の座を文氏に譲ると表明。 「一本化の方式で(これ以上)対立すれば国民に申し訳ない」と強調し、「これまでの(文氏側との)不協和音は私のせいだ。文候補に声援を送ってほしい」と涙ながらに語った。現在、両氏の支持率を足せば、朴氏を上回る勢いで、大統領選は接戦が予想される。 安氏の突然の出馬辞退で、与党セヌリ党の党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補(60)と最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)の事実上の一騎打ちとなる構図が固まった。