精神医学の診断マニュアル精神的問題の存在を示す科学的な臨床試験がないとしたら、精神医学の診断システムは一体どうなっているのでしょうか?そして、どうしてこれほどまでに普及したのでしょうか?精神科医は、「精神障害」とされる112の症状が記載されている「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」を1952年に出版しました。それは、標準的な科学的手法に基づくものではなく、精神科医の投票によるものでした。DSMが改訂される度に、精神障害の数が増えるだけでなく、それが網羅する範囲も広くなり、社会の様々な階層に及ぶようになっています。その結果、100万人近い子どもたちが双極性障害と診断されています。 sm16885584