「死ぬかと思った」。東京電力は福島第一原発の事故当時の状況について、発電所の所員らからの聞き取り調査の結果を公表しました。事故直後の緊迫した様子が伝わってきます。 東京電力は福島第一原発事故の原因を調査するため、事故当時の状況について発電所の所員らに行った聞き取り調査の結果を公表しました。 「格納容器の圧力を下げるベント作業を行おうと、足をかけたら長靴がずるっと溶けた」「津波が襲ってきて、もう死ぬのかと思った」「あごの下まで水がきて、本当に怖かった」など、当時の生々しい証言が並んでいます。 このほか、3号機の「高圧注水系」と呼ばれる緊急時に原子炉の水位を保つ非常用冷却装置について、破損を恐れた作業員が装置を手動で止めていたことを明らかにしました。・・・