札幌でクマの出没が相次ぐ中、南区の林でクマ1頭が檻に入っているのが見つかりました。クマはその後、殺処分されました。 7日午前7時半頃、札幌市南区藤野の住宅街から300メートルほど離れた林で、近所に住む男性が檻の入口が閉まっているのを見つけました。中を確認したところ、体長1メートルほどのオスのクマ1頭が入っていました。この檻は、去年地元の農協が、南区内に5つ仕掛けたうちの1つで、クマをおびき寄せるために蜂蜜などのえさが入れられていました。農協の職員は「冬眠する前のエサを蓄える時期で、エサを求めて檻に入ったのでは」と話しています。クマはその後、猟友会のメンバーによって殺処分されました。今年に入ってから、農協が仕掛けた檻でクマが捕獲されたのは、6月に続いて2度目です。