スリランカ 初の象の国勢調査

スリランカ 初の象の国勢調査

多くの野生の象が生息しているスリランカでは、農村で人が襲われて死者が出たり、畑が荒らされたりするなどの被害が相次ぎ、毎年250頭ほどの象が殺されています。こうした人と象の衝突を減らして、野生の象の保護につなげようと、スリランカ政府は、このほど、およそ5000頭と推定される象の本格的な国勢調査を初めて行いました。先週3日間にわたって行われた調査には、政府の職員や自然保護団体のメンバーら4000人近くが動員され、水飲み場など1500か所以上の調査ポイントで、象の性別や年齢などを調べました。ただ、かつてない大規模な調査には、象たちも神経質になり、群れに近づきすぎた調査員の車が、怒った象に猛スピードで追いかけられる一幕もありました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm15314816