中国がウクライナから未完成で購入した空母ワリャーグの改修工事は6月末までにほとんど終了し、現在は最後の点検を繰り返して行っており、いつでも就航可能の状態だという。進水の時期については「早ければ、中国人民解放軍創設84周年記念日の8月1日に行われ、10月1日の国慶節よりも遅くならない」と話している。 南シナ海の離島の領有権をめぐり、中国とベトナムなどとの対立が深まり、米国をも巻き込んで軍事的な緊張が高まっている時期と重なり、空母を就航させることで周辺国を刺激したくないと胡錦濤政権が判断し、進水時期を遅らせたとの情報もある。