後半は、天龍寺。【掬水月在手、弄花香満衣】。「(澄んだ川の)水を手で掬すくえば月がその中に(映って)在るし、花にふれればその香りが衣に満ちあふれるようだ。」月を真理とみるならば、水を掬きくすれば真理は手中にあるし、花を勝事とみるならば、勝事の最たることは仏教を学ぶことであるから、仏の教えにふれたならば、自ずと仏の教えに包まれてしまう、と読み解くこともできる。月とも花ともこの身が一枚になっていて、隔てがない天地のありようとも読みとれようか。【公心如日月】公平な心は、日月のように明らかである。次 sm10497366 mylist/17668989