「ブリタニア音楽の父」と称えられるウィリアム・バード(1543-1623)。彼は国教徒でなかったことから、王室礼拝堂の要職にありながら、「国教忌避者」リストに入れられ、当局に監視される状態にありました。数々の弾圧で改宗を迫られる中、バードは自らの信仰を守り通したといいます。当局の目を逃れて秘密のミサを行うために作曲された、とも伝えられる、バードの傑作のひとつ「5声のミサ曲」から「アニュス・デイ」。このミサ曲の中でも、特に繊細で美しい作品です。編成はSATTBの5声、ノーマルミクとレンが歌っています。音律は、ミーントーン。はちゅ~んによる調律です。その他のルネサンス作品→ mylist/15102731