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洋書コンシェルジュ渡辺由佳里さんトークイベント 続・洋書ベスト500~雑読のすすめ~@ジュンク堂池袋本店
2014/10/16収録渡辺 由佳里(洋書コンシェルジュ)『ジャンル別 洋書ベスト500』(コスモピア)の発売から1年。アメリカ在住の著者渡辺由佳里さんが、児童書から歴史ノンフィクションまでいろいろなジャンルを読む重要さ、自分にあった本の選び方、英語での読書を継続する方法、お子さんへの洋書の薦め方などを、アメリカの出版事情や人気作家についての情報、アメリカ国際ブックフェアのレポートなどを交えながらご紹介します。2014年度新刊や期待の新作など、最新情報もたっぷりとお話いただきます。【講師紹介】渡辺由佳里(わたなべ・ゆかり)2001年『ノーティアーズ』で第7回小説新潮長篇新人賞を受賞。翌年『神たちの誤算』を新潮社から出版。短篇、現代詩、エッセイ、ルポ、翻訳など著作活動は多岐にわたる。2008年末よりブログ「洋書ファンクラブ」で新刊を中心に洋書を日本語で紹介している。1995年よりアメリカに移住し、現在はボストン郊外で夫と娘の3人暮らし。 著書に『どうせなら、楽しく生きよう』(飛鳥新社)、『ゆるく、自由に、そして有意義に――ストレスフリー・ツイッター術』(朝日出版社)、翻訳書に糸井重里氏監修の『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)など。洋書ファンクラブ http://watanabeyukari.weblogs.jp/yousho/Twitterアカウント @YukariWatanabe
~日本も竜巻大国って本当?~ 森田 正光(気象予報士)× 森 さやか(気象予報士)@ジュンク堂池袋本店
2014/10/14収録『竜巻のふしぎ』刊行記念森田 正光(気象予報士)森 さやか(気象予報士)日本も竜巻大国って本当? 実は,面積あたりでみるとアメリカで発生する竜巻の半分の数の竜巻が日本でも発生しています。この意外と身近な竜巻について,日本一わかりやすい気象の解説者 森田正光氏とアメリカの竜巻に詳しいNHK Worldの気象キャスター 森さやか氏が,その不思議な実態をわかりやすく解説します。竜巻発生のしくみやその予測,竜巻から身を守る方法,竜巻が起こすミステリー,Fスケールを発明した藤田哲也博士の生涯など,竜巻について一通り学べる90分です。万が一,自宅の近所で竜巻が発生しても,自分や家族を守れるような知識を身に付けておきましょう。※森田さんはテレビ出演があるため,20時頃からの登壇となります。【講師紹介】森田 正光(もりた まさみつ)1950年名古屋市生まれ。(財)日本気象協会勤務を経て,1992年初のフリーお天気キャスターとなる。同年,民間の気象会社(株)ウェザーマップ,2002年には気象予報士受験スクール(株)クリアを設立。親しみやすいキャラクターと個性的な気象解説で人気を集め,テレビやラジオ出演のほか全国で講演活動も行っている。(公財)日本生態系協会理事,環境省「地球いきもの応援団」メンバー。主な著書に「空と天気のふしぎ109」(偕成社),「ゼロから理解する気象と天気のしくみ」(誠文堂新光社),「大手町は,なぜ金曜に雨が降るのか」(梧桐書院)ほか。森 さやか(もり さやか)アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。日本女子大大学院心理学専攻博士前期課程修了。在日米国商工会議所勤務を経て,2011年よりNHK国際放送「NHKWorld」気象キャスター。(株)ウイング所属。気象予報士。日本気象予報士会会員,日本航空機操縦士協会・航空気象委員会会員。
オーガニック・ガーデン 句会ライブ ひきちガーデンサービス 曳地トシ+曳地義治(著者)× 石田郷子(俳人)@ジュンク堂池袋本店
2015/1/23収録『二十四節気で楽しむ庭仕事』(築地書館)刊行記念ひきちガーデンサービス曳地 トシ+曳地 義治(著者)石田 郷子(俳人)五・七・五の十七音・季語を通して見ると、庭仕事も、庭の生き物たちも、自然も、日々の暮らしも、輝きを増すから、あら不思議!無農薬・無化学肥料で個人庭専門に庭づくりをするオーガニック植木屋夫婦が、ひょんなことから俳句に出会ったら、これまで見慣れていたものたちが、生き生きと立ち現われた。俳句歴3年の著者夫婦が、俳句の師匠、石田郷子氏と、本書の中の自作俳句を素材に、俳句、庭仕事、庭の生き物たち、日々の暮らしについて、語りつくす即興句会ライブ。興が乗ったら、会場からも飛び入りOK!身近な自然に触れる楽しみが広がること請け合いです。【講師紹介】●ひきちガーデンサービス 夫婦ふたりで、個人庭を専門に、農薬を使わない病害虫対策を実践するなど、自然環境に配慮した庭づくりとメンテナンスを行っている。本物の素材を生かし、安全で使いやすい庭、バリアフリーガーデン、自然の恵みを利用した循環型の庭づくりなどを地域の中で提案、実践している。●曳地 トシ(ひきち とし)1958年、神奈川県真鶴町生まれ。植木屋のおかみ業にもかかわらず「高い所、泥汚れ、虫」が三大苦だったが、無謀にも現場に出たところ、虫をはじめとする庭の生き物たちの虜になり、今に至る。NPO法人日本オーガニック・ガーデン協会代表理事。●曳地 義治(ひきち よしはる) 1956年、東京都立川市生まれ。子どものころは暇さえあれば、鉛筆で広告の裏に絵を描いていた。木工業、ログビルダーなどを経て、植木職人となる。●石田 郷子(いしだ きょうこ)1958年、東京都生まれ。1986年、山田みづえに師事し俳句を始める。1997年、第一句集『秋の顔』で、第20回俳人協会新人賞を受賞。2004年「椋」を創刊、代表。俳人協会会員。日本文藝家協会会員。
改正著作権法施行! 「製作」から考える「本はモノである」ということ 桂川潤(装丁家、イラストレーター)×河野和憲(編集者)@ジュンク堂池袋本店
2015/3/17収録日本出版社協議会プレゼンツ【トークイベント】桂川潤(装丁家、イラストレーター)河野和憲(編集者)装丁とはテキストへの「共感」であり「批評」である。これまで約1800冊の装丁を手がけてきた桂川氏。テキストを「書物=モノ」として結晶化する瞬間の興奮をいつも感じているという。その桂川氏が書籍の電子化を実践。電子書籍の特長は写真・図版を自在に拡大・縮小できること。「紙」の本では想像もつかない細部の情報量に読者から予想以上の反響が寄せられた。桂川氏は書籍の電子化そのものに反対しているのではない。「批判するだけではなく自ら代案を!」と思い立った電子化懐疑派の「笑うに笑えない」顛末等を徹底的に語っていただく。桂川潤(かつらがわ・じゅん)装丁家、イラストレーター。1958年東京生まれ。立教大学大学院文学研究科修士課程修了。キリスト教系NGOや研究所の勤務を経て、1995年からブックデザイン(装丁)の仕事をはじめる。『吉村昭歴史小説集成』(岩波書店)の装丁で第44回(2010年)造本装幀コンクール日本書籍出版協会理事長賞(事典・全集部門)受賞。著書に『本は物(モノ)である』(新曜社/2010年)、共著に『本は、これから』(池澤夏樹・編/岩波新書/2010年)、『人権とキリスト教』(明治学院大学キリスト教研究所・編/教文館/1993年)、共訳書に『民衆神学を語る』(安炳茂・著/新教出版社/1992年)等がある。河野和憲(こうの・かずのり)彩流社(編集及び製作担当)
<ローズガーデンの魅力とデザイン> 白砂 伸夫(ランドスケープアーキテクト)@ジュンク堂池袋本店
2015/3/27収録『ローズガーデン』出版記念講演会白砂 伸夫(ランドスケープアーキテクト)日本のローズガーデンが世界をリードする時代にきています。ホテルオークラで5 月に開催されている「10カ国大使夫人のガーデニング」、ハウステンボスのローズガーデン、アカオハーブ&ローズガーデン、岐阜県の花フェスタ記念公園の「世界のバラ園」など、今、日本で話題になっているローズガーデンをデザインしている白砂伸夫さんが、世界最前線のローズガーデンのデザインについて披露します。そして作品集「ローズガーデン」(マルモ出版)の出版を記念してトークイベントを開催します。バラの歴史は3000年とも言われ、最も古くから栽培されてきた園芸植物であり、その魅力も多彩です。イングリッシュローズや新しいフランスバラなど、現在もバラの魅力はつきることがありません。さらにバラの新たな新魅力として、まちづくりにも生かされているバラを紹介します。昨年度、花のまちづくりコンクールで国土交通省大臣賞と兵庫県の知事賞を受賞した六甲アイランドローズガーデンは、バラが現代社会においても大きな価値をもつことを示しています。平戸の武家屋敷に残されていた平戸ミステリーローズと呼ばれる知られざる古のバラは、古くから日本人はバラを愛でていた証です。その一方でバラは栽培が難しく、諦める人も多いのではないでしょうか。これからは無農薬でバラを栽培する時代です。常識に捉われないバラの品種のあたらしい選び方などもスライドや映像も交え紹介します。【講師紹介】白砂伸夫(しらすな のぶお)京都生まれ。信州大学農学部卒業後、京都大学の建築学教室で故増田友也教授に師事、建築と建築学を学ぶ。環境共生学博士。現在、神戸国際大学 経済学部 都市環境・観光学科教授。ART FUSION 代表取締役。主な作品:ホテルオークラ「10 カ国大使夫人のガーデニング」、ハウステンボスローズガーデン、アカオハーブ&ローズガーデン、岐阜県花フェスタ記念公園の「世界のバラ園」、愛媛大学キャンパスランドスケープデザイン。屋久島文化村ランドスケープデザインなど。受賞:大津市煌めき大津賞、ベルギー ゲントフローラリー94 国際庭園コンテスト2 位及び国際審査員特別賞、建設省まちづくり月間賞、浜名湖花博 熱海市出展デザイン優秀賞 その他著書:「白砂伸夫作品集」(マルモ出版)、「イングリッシュローズ」(講談社共著)「ローズガーデンデザイン」(淡交社)など。
建築をつくること、本をつくること。 堀部 安嗣(建築家)@ジュンク堂池袋本店
2015/4/20収録『堀部安嗣作品集 1994-2014 全建築と設計図集』(平凡社)刊行記念確かな住宅づくりでいま最も注目を集める、建築家・堀部安嗣。事務所設立から20年、その活動の集大成となる待望の作品集が遂に刊行されました。自ら撮り下ろした代表作の写真と全68作品の各種図面を完全収録、堀部建築の魅力を余すところなく網羅した渾身の決定版です。この記念碑的な本の完成を機に、これまでに手掛けた作品を振り返りつつ、建築をつくるうえで堀部さんが大切にしてきたことをお話しいただきます。そして、完成まで3年を掛けた本書に込めた思い、建築と本づくりの魅力についても、熱く語る一夜です。【講師紹介】堀部安嗣 Yasushi Horibe 建築家、一級建築士1967年、神奈川県横浜市生まれ。1990年、筑波大学芸術専門学群環境デザインコースを卒業。1991-94年、益子アトリエにて益子義弘に師事。1994年、堀部安嗣建築設計事務所を設立。2002年、「牛久のギャラリー」で第18回吉岡賞を受賞。2007年より京都造形芸術大学大学院教授。著書に『堀部安嗣作品集 1994-2014 全建築と設計図集』(平凡社)、『堀部安嗣の建築 form and imagination』(TOTO出版)、『書庫を建てる―1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト』(新潮社、松原隆一郎との共著)ほか。
聞くという主張 最相葉月(ノンフィクションライター) 聞き手:吉村千彰(朝日新聞編集委員・文芸担当)@ジュンク堂池袋本店
2015/5/20収録最相葉月『れるられる』『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』刊行記念イベント最相 葉月(ノンフィクションライター)聞き手:吉村 千彰(朝日新聞編集委員・文芸担当)最新刊のノンフィクション『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』(3月刊)では“旅人(ナグネ)”の中国朝鮮族の友人との16年間の軌跡を、エッセイ『れるられる』(1月刊)では6つの動詞を軸に受動・能動の境目にある人間の姿をつづった最相葉月さん。形態とアプローチは異なりながらも、いずれの著書でも「相手を知る」とはどういうことか、を問うものとなりました。最相さんは「相手を知る」ためには、まず「聞く」ことだと言います。相手を知るつもりでいながら、自分のことばかり主張していることが多々あります。「聞く」ことは実はとても難しいことですね。「聞く」ことは決して受動ではない、能動的な自己主張のかたちである――執筆のための取材活動を長く続けるなかから、最相さんならではの「聞く」かたち、「聞く」方法について伺います。そんなトークの「聞き手」は、同じく取材の達人、朝日新聞記者の吉村千彰さんです。【講師紹介】最相葉月(さいしょう はづき)1963年東京都生まれ、兵庫県出身.著書に『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞),『青いバラ』,『星新一 一〇〇一話をつくった人』(大佛次郎賞,講談社ノンフィクション賞,日本SF大賞ほか),『セラピスト』,『最相葉月仕事の手帳』,児童書『調べてみよう,書いてみよう』など.聞き手:吉村千彰(よしむら ちあき)朝日新聞 読書編集長。1966年、大阪府生まれ。神戸大学文学部卒。89年、朝日新聞入社。長崎支局や大阪本社、デジタル部門などを経て、今年3月まで文芸担当編集委員。4月から現職。
戦争/文学/カルチュラル・スタディーズ 陣野俊史×中村隆之×小笠原博毅@ジュンク堂池袋本店
2015/7/16収録『年報カルチュラル・スタディーズvol.3』(航思社)出版記念トークイベント陣野俊史(文芸/サッカー批評)中村隆之(カリブ海文学/地域研究)小笠原博毅(カルチュラル・スタディーズ)「例外状態」が「常態」となる戦争は、国家間に限らずさまざまなかたちで、つねにすでにあった。 しかし文字どおり「戦火の足音が聞こえる」今、文学は戦争について何を語り、カルチュラル・スタディーズは何を問いかけるのか。【講師紹介】陣野俊史(じんの・としふみ) フランス文学、日本現代文学、音楽、スポーツなど幅広い批評活動を展開。著書に『サッカーと人種差別』(文春新書、2014)、『戦争へ、文学へ』(集英社、2011)、『じゃがたら』(河出書房新社、2009)、訳書にV・シュッツ『ダフトパンク』(河出書房新社、2013)など。中村隆之(なかむら・たかゆき) カリブ海フランス語文学専攻。大東文化大学教員。著書に『カリブ‐世界論』(人文書院、2013)、『フランス語圏カリブ海文学小史』(風響社、2011)、訳書にJ. M. G. ル・クレジオ『氷山へ』(水声社、2015)、E・グリッサン『フォークナー、ミシシッピ』(インスクリプト、2012)など。小笠原博毅(おがさわら・ひろき) 『年報カルチュラル・スタディーズ』編集代表。神戸大学大学院教員。著書に『よくわかるスポーツ文化論』(共著、ミネルヴァ書房、2012)、『黒い大西洋と知識人の現在』(共編著、松籟社、2009)、訳書にJ・プロクター『スチュアート・ホール』(青土社、2006年)など。
菊池省三「挑む 私が問うこれからの教育観」刊行記念 講演&サイン会 菊池省三(菊池道場 道場長/元小学校教師)@ジュンク堂池袋本店
2015/7/20収録菊池省三(菊池道場 道場長/元小学校教師)2012年7月、NHK人気番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演し、学級崩壊を立て直す教師として注目された菊池省三先生は、2015年春、小学校教師を突然退職しました。コミュニケーション教育の第一人者として、年間70回以上の講演をし続けてきた菊池省三先生は、何を考え、何をしようとしているのでしょうか?--------------------------------------------------------------------------------------- たくさんの温かい励ましのお言葉 ありがとうございました。突然の決断で皆さまを驚かせることになってしまっていることと思います。心よりお詫び致します。 小学校教師としての33年間という時間の中で、多くの皆さまに評価をいただいてきました教育実践をより広く、より積極的に全国へ伝えていきたい、そうすることにこれからの全精力を費やそうという想いでの苦渋の決断でした。 小学校教師を退職し立場を変えたことにより、より多くの方のニーズに寄り添い、互いに学び合い、日本の教育を変えるために尽力できる環境が整ったことになったともいえるかもしれません。(菊池省三 2015年4月1日 Facebookへの書き込みから)---------------------------------------------------------------------------------------今年の8月に、「菊池道場」を全国ネットとして正式発足させるとともに、「菊池道場 機関誌『白熱する教室』(季刊誌)」を創刊します。従来の「一斉指導型」の教室から、「安心と信頼の中で行われる『話し合いの授業』」への転換を目指して、菊池先生は戦いを始められます。そんな熱い思いを綴った「挑む 私が問うこれからの教育観」の刊行を記念して、トークショーを開催しました。【講師紹介】菊池省三(きくち・しょうぞう)1959年、愛媛県生まれ。山口大学教育学部卒業。全国ネット「菊池道場」道場長。元福岡県北九州市公立小学校教諭。文部科学省の「『熟議』に基づく教育政策形成の在り方に関する懇談会」委員。【主な著書】『人間を育てる 菊池道場流 作文の指導』、『「話し合い力」を育てる コミュニケーションゲーム62』、『写真で見る 菊池学級の子どもたち』、『動画で見る 菊池学級の子どもたち』、『ディベート ルネサンス 究論復興』、『コミュニケーション力あふれる「菊池学級」のつくり方』、『小学生がつくったコミュニケーション大事典 復刻版(監修)』(以上、中村堂)、『小学校発! 一人ひとりが輝く ほめ言葉のシャワー 1~3』(以上、日本標準)、「菊池先生の『ことばシャワー』の奇跡 生きる力がつく授業」(講談社)、「学級崩壊立て直し請負人: 大人と子どもで取り組む『言葉』教育革命」(新潮社)、他多数。7月15日新刊 2冊同時発売●挑む 私が問うこれからの教育観 著 菊池省三 ISBN978-4-907571-17-7 本体価格2000円+税 四六判 176p●今の教室を創る 菊池道場機関誌『白熱する教室』2015年夏号 編集長:菊池省三 特集執筆:菊池道場広島支部 ISBN978-4-907571-18-4 本体価格1500円+税 B5判 100p 巻頭4pカラー
「直球と変化球 ― 森上信夫、2冊の新刊を語る」~『虫目のススメ』著者・鈴木海花が訊く制作秘話~ 森上 信夫(昆虫写真家)×鈴木 海花(昆虫エッセイスト)@ジュンク堂池袋本店
2015/7/28収録森上信夫著 『虫とツーショット』、『調べてみよう 名前のひみつ 昆虫図鑑』発売記念トークショー森上 信夫(昆虫写真家)鈴木 海花(昆虫エッセイスト)世の中には、普通に投げても、ボールが勝手に変化しちゃう、クセ球投手がいる。「昆虫写真界のクセ球投手」こと森上信夫が、その本分を思う存分に発揮した新刊『虫とツーショット』。一方、ギアチェンジをした時は、新刊『名前のひみつ 昆虫図鑑』 のような、きれいな球すじの直球も投げる。 この振れ幅の大きな写真家の創作のひみつに、プライベートでも親交の深い、昆虫エッセイストの鈴木海花が迫ります。【講師紹介】森上 信夫 (もりうえ のぶお)1962年埼玉県生まれ。昆虫がアイドルだった昆虫少年がカメラを手にし、そのアイドルの“追っかけ”に転じ、現在に至る。1996年、「伊達者競演-昆虫のおなか」で、第13回アニマ賞を受賞。『虫のくる宿』(アリス館)、『散歩で見つける 虫の呼び名事典』(世界文化社)、『樹液に集まる昆虫ハンドブック』(文一総合出版)、『昆虫の食草・食樹ハンドブック』(文一総合出版:共著)など著書多数。ブログ「昆虫写真家・森上信夫のときどきブログ」http://moriuenobuo.blog.fc2.com/鈴木 海花 (すずき かいか)横浜生まれ。本邦初女性目線で書かれた著書『虫目で歩けば』は、世の女性虫ファンたちが声をあげるきっかけとなった。近刊は『虫目のススメ』。虫の専門家と一般愛好家の架け橋となるべく、「虫愛づる一日」、「虫カフェ」、「むし塾」などのイベントも主催。ブログ「鈴木海花の「虫目で歩けば」」http://blog.goo.ne.jp/mushidoko64
あなたは、どんなおにぎりが好きですか?~47都道府県のおにぎりたち~郷土の食材から見えてくること 白央 篤司(フードライター)×藤村 公洋(料理家)@ジュンク堂池袋本店
2015/11/7収録白央 篤司(フードライター)藤村 公洋(料理家)『にっぽんのおにぎり』は、47都道府県のそれぞれの地方で愛されているおにぎり、その土地の食べ物でアレンジしたおにぎりを大きな写真とともに紹介し、土地の歴史や風土も伝えてくれる、まさにおにぎり風土記絵本。幅広い年齢層から支持され、刊行後たちまち重版を重ねています。ジュンク堂書店池袋本店8階で実施するおにぎりの人気投票企画「おにぎりンピック」も大きな反響を呼んでいます。著者白央氏に、各県の郷土の食材についての様々なエピソードを聴きながら、料理を担当した藤村氏とともに、『にっぽんのおにぎり』製作裏話を聴きます。【講師紹介】白央篤司(はくおう・あつし)フードライター。東京生まれ。食記事の執筆、プロデュースを行う。現在、『栄養と料理』(女子栄養大学出版部)で減塩に関する体験コラム、健康機器メーカー「オムロン」のカルチャーサイト『リズム』でお弁当や健康食に関するコラムを連載中。郷土料理、居酒屋がライフワークテーマ。6月に発売された『にっぽんのおにぎり』が初の著書となる。藤村公洋(ふじむら・きみひろ)料理家。東京生まれ。現在は不定期でBar「FULL HOUSE」に勤務。著書に『病気になったバーテンダーの罪ほろぼしのレシピ』(講談社)がある。
『恋愛しない若者たち』刊行記念 牛窪恵さんトークイベント 牛窪恵×聞き手:干場弓子@ジュンク堂池袋本店
2015/11/9収録牛窪 恵(マーケティングライター)聞き手:干場 弓子(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長)女性7割強、男性8割弱の20歳にいま、彼氏・彼女がいない。また恋人ナシの20代の4割が「いらない」と言い切る。でも、その一方で20代女性の7人に1人にセフレがいて、同男女の9割以上は「いずれ結婚はしたい」と言う。「面倒な恋愛から解放されるためにも」!? かつて、恋愛とは青春の象徴であった。いま若者たちの間に何が起こっているのか?「草食系(男子)」や「おひとりさま(マーケット)」を世に広め、若者たちの変容や人生観に詳しいマーケティングライター・牛窪恵が、非恋愛時代の新しい結婚のカタチを探る。【講師紹介】1968年東京生まれ。マーケティング会社インフィニティ代表取締役。同志社大学・ビッグデータ解析研究会メンバー。財務省・財政制度等審議会専門委員、内閣府・経済財政諮問会議 政策コメンテーター。数多くのテレビ番組のコメンテーター出演やトレンド分析でも知られる。日大芸術学部 映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。転職後、国内外で広告、マーケティング理論や行動経済(心理)学を学び、『男が知らない「おひとりさま」マーケット』『独身王子に聞け!』(ともに日本経済新聞出版社)、『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』(講談社)ほか、徹底した若者取材によるヒット作を世に送り出す。「おひとりさま(マーケット)」(05年)、「草食系(男子)」(09年)は、新語・流行語大賞に最終ノミネート。
「本当はおいしいアメリカ料理」を料理書でとことん表現するには? 岸田夕子(勇気凛りん)(料理家)×小坂桂(フードスタイリスト)×佐藤朗(写真家)@ジュンク堂池袋本店
2015/12/1収録『シカゴ発 絶品こんがりレシピ』出版記念こんがりチームによるトークイベント岸田夕子(勇気凛りん)(料理家)小坂桂(フードスタイリスト)佐藤朗(写真家)本当はおいしいアメリカ料理をシカゴ在住16年の料理家・岸田夕子(勇気凛りん)がそのおいしさを語り、おいしさにあふれたテーブルをいかに表現するか、アメリカらしさをどう際立たせるかに注力したフードスタイリスト・小坂桂、おいしさを写真として切り取った写真家・佐藤朗。3人のこんがりチームがいかにおいしさを表現し、作りたくなる料理書にまとめた制作秘話を語ります。料理家・岸田夕子クックパッド公式キッチン、「レシピブログ」オフィシャルパートナー。シカゴ在住中の2006年より料理レシピ投稿サイト「クックパッド」にオリジナルレシピの投稿を始める。その後ブログを開設、テレビ、新聞、雑誌など各メディアで取り上げられ人気に。『シカゴ発 絶品こんがりレシピ』は岸田にとって4冊目の著書となる。クックパッド公式キッチン http://cookpad.com/kitchen/212659ブログ「rinrepi勇気凛りん料理とお菓子」 http://ameblo.jp/rinrepi/写真家・佐藤朗雑誌など各種メディアで活躍するかたわら料理写真専門の写真教室フェリカ・スピコ主宰。写真家・佐藤朗さんが基本から上級者向け撮影テクニックをはじめ、料理撮影に欠かせないライティングのテクニックや画像処理教室など、料理撮影に特化した教室として人気。料理専門の写真教室Felica Spico(フェリカ・スピコ)http://felica-spico.com/https://www.facebook.com/felica.spicoフードスタイリスト・フードコーディネーター・小坂桂書籍、雑誌、WEB、広告、商品パッケージ等、さまざまな媒体のフードスタイリングを担当。Felica Spicoでは、フードスタイリング講座も開催している。ブログ「So Delicious ! So Happy !」 http://ameblo.jp/meronponko/
ねえねえ けいこさん、寝そべりながら洪水を待つって? 筏丸(いかだまる)けいこ(詩人)×四方田犬彦(映画史・比較文学研究家)@ジュンク堂池袋本店
2016/1/26収録詩集『モリネズミ』刊行記念トークイベント筏丸(いかだまる)けいこ(詩人)四方田犬彦(映画史・比較文学研究家)わが家の梅干は出雲伝来べちょっと甘い・・・モリネズミってなんだ? 大道芸から見世物芸、幇間芸から都々逸を。下町の匂いをぷんぷんさせて威勢のいい啖呵を路上に放った筏丸けいこ待望の詩集『モリネズミ』に詩集「人生の乞食」「わが煉獄」の著者であり、映画史・比較文学研究家の四方田犬彦がせまる。【講師紹介】筏丸けいこ(いかだまる・けいこ) 詩人。詩集に『あかいパラソルをさしたフランケンシュタイン』『パプリカ・ブリーカー』、ルポルタージュに『いつもお祭り気分 幇間の世界』。美容本『試してよかった!自然美容法』などの他、大道芸「人間美術館」や「人間ポンプ」を取材。NHKラジオ文芸選評「おりこみどどいつ」選者(2009年3月~2012年3月)四方田犬彦(よもた・いぬひこ) 映画史・比較文学研究家。近著に『犬たちの肖像』『テロルと映画』『ニューヨークより不思議』が、詩集に『人生の乞食』『わが煉獄』が、訳詩集に『壁に描く』(マフムード・ダルウィーシュ)『パゾリーニ詩集』がある。
誰のための復興なのか! 真山仁、進まぬ東北の被災地復興の真実に迫る!! 真山 仁(作家)×ゲストスピーカー 古川美穂氏(ジャーナリスト)@ジュンク堂池袋本店
2016/3/9収録真山仁連続トークセッションVol.17 -『海は見えるか』(幻冬舎)刊行記念-真山 仁(作家)ゲストスピーカー 古川美穂氏(ジャーナリスト)東日本大震災から5年--。節目の年を迎えながらも、被災地は、復興したとはとても言えない。なぜ復興は進まないのか? そもそも誰のための復興なのかを、被災地を見つめ続ける真山仁と、マスメディアで報じられない被災地の陰の部分を『東北ショック・ドクトリン』で著したジャーナリスト古川美穂氏が語り合う。二人の議論から見えてくる被災地の未来は希望か、それとも……。【講師紹介】真山仁 Mayama Jin1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収を巡る熱き人間ドラマを描いた小説『ハゲタカ』でデビュー。07年に『ハゲタカ』『ハゲタカ2(『バイアウト』を改題)』を原作としたNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」が放映され、大反響を呼ぶ。著作多数。近著に『そして、星の輝く夜がくる』『売国』『雨に泣いてる』『当確師』がある。公式ホームページ http://www.mayamajin.jp/
『やわらかな生命』(文藝春秋)文庫化 『つちはんみょう』(偕成社)刊行記念対談 福岡 伸一(生物学者)×舘野 鴻(細密画家)@ジュンク堂池袋本店
2016/4/16収録科学の語り部、福岡伸一先生による週刊文春連載エッセイの書籍化第3弾『やわらかな生命』が、3月に文藝春秋より文庫化されます。また、時をおなじくして、2013年に刊行され、福岡先生に帯文を書いていただいた絵本『ぎふちょう』の作者・舘野鴻さんの新作『つちはんみょう』(偕成社)が、4月に刊行となります。生態調査に7年もの歳月を費やし、1ミリにも満たない小さな幼虫たちの決死の旅をテーマに、緻密かつ力強く描ききった、著者渾身の作品です。今回は、おふたりの「刊行記念・合同イベント」として、「芸術と科学」「種の存続と個の命」などを切り口に、表現や科学、生命のことなどについて、お話していただきます。【講師紹介】●福岡伸一(ふくおかしんいち)生物学者・青山学院大学教授。1959年東京生まれ。京都大学卒。ベストセラー『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』ほか、「生命とは何か」を分かりやすく解説した著書多数。他に『世界は分けてもわからない』『できそこないの男たち』『動的平衡2』『ルリボシカミキリの青』『フェルメール光の王国』『せいめいのはなし』『福岡ハカセの本棚』『生命の逆襲』『動的平衡ダイアローグ』『芸術と科学のあいだ』など。●舘野鴻(たてのひろし)1968年神奈川県横浜市生まれ。札幌学院大学中退。幼少時より熊田千佳慕氏に師事。1986年北海道に居を移し、昆虫を中心に生物の観察を続けるが、大学在学中に演劇、舞踏、音楽に傾倒。1996年より、神奈川県秦野で生物調査の傍ら本格的に生物画の仕事を始める。絵本に『しでむし』『ぎふちょう』 (偕成社)、『こまゆばち』『なつのはやしのいいにおい』(福音館書店)、生物画の仕事に『世界の美しき鳥の羽根』(誠文堂新光社)など。
「この国の「貧しさ」って、なんだろう? 佐野 章二(有限会社ビッグイシュー日本代表・CEO)×雨宮 処凛(作家・活動家)@ジュンク堂池袋本店
2014/10/8収録-「THE BIG ISSUE」バックナンバーフェア記念 トークイベント-佐野 章二(有限会社ビッグイシュー日本代表・CEO)雨宮 処凛(作家・活動家)2013年、特定秘密保護法案が成立した際、生活保護法の改正案も成立しました。1950年に同法が成立して以来、初の本格的な改正と言われています。改正法案では、制度申請時の手続きの変更と扶養義務の強化が特徴と指摘され、内容としては就労による自立の促進、不正受給対策の強化、医療扶助の適正化等を行うことが盛り込まれています。これまで手薄だった現役世代に向けた自立支援の後押しを強化すると言われる一方で、生活保護申請時の手続きの変更や、扶養義務の強化について、関係識者らは強い懸念を示している状況も指摘されています。ともすれば、これらの問題は私たちの生活とあまり関わりがないかのような報道がなされることも見受けられますが、今を生きる私たちひとりひとりにとって、「生活」に関する問題として、看過できない話題を含むものではないでしょうか?そこで今回、活動11年目を迎えたビッグイシュー日本代表の佐野章二氏と、多くの社会問題に対し積極的なコミット・発言を続けておられる雨宮処凛氏をお迎えし、日本社会における貧困問題・ホームレス問題を焦点に、これまでとこれからの私たちの「生活」に関わるお話を、ささやかではありますが存分に語って頂ければと思います。*「THE BIG ISSUE」バックナンバーフェアは、1F雑誌フロア壁面Aにて、9/11~11/10まで開催致します。佐野章二(さの しょうじ)有限会社ビッグイシュー日本代表・CEO。1941年大阪生まれ。都市計画プランナーの仕事を経て、2003年5月より現職。NPO法制定関連の基礎調査、NPO支援センターの立ち上げ支援、阪神・淡路大震災時には三つの救援組織立ち上げ支援などを行う。2003年9月、ホームレスの仕事をつくり自立を応援する雑誌『ビッグイシュー日本版』を大阪で創刊。累計販売冊数は642万冊、販売者にもたらした収入は9億1,677万円(2014年6月末現在)。2007年NPO法人ビッグイシュー基金(2012年6月より認定NPO法人)設立。2010~2011年、内閣府「新しい公共」円卓会議の委員を務める。雨宮処凛(あまみや かりん)1975年、北海道生まれ。作家・活動家。愛国パンクバンドボーカルなどを経て、00年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。以来、若者の「生きづらさ」についての著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。 06年からは新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。メディアなどでも積極的に発言。3・11以降には脱原発運動にも取り組む。「反貧困ネットワーク」世話人、「週刊金曜日」編集委員、「フリーター全般労働組合」組合員、「こわれ者の祭典」名誉会長。『ビッグイシュー日本版』にて、「世界の当事者になる」を連載中。現在、190回を迎える。
『毒きのこ 世にもかわいい危険な生きもの』(幻冬舎刊)刊行記念トークイベント 新井 文彦(きのこ写真家) × 白水 貴(菌類研究者)@ジュンク堂池袋本店
2014/11/5収録新井 文彦(きのこ写真家) × 白水 貴(菌類研究者)魅力あふれる毒きのこを43種掲載したビジュアルブック『毒きのこ 世にもかわいい危険な生きもの』が刊行となります。今回は刊行を記念して、写真を担当した新井文彦氏と、監修を担当した白水貴氏によるトークイベントを開催。北海道・阿寒の森を中心に撮影された毒きのこのかわいらしい姿を紹介しつつ、ナゾだらけの生態を解説してゆきます。・大発生中の毒きのこ「カエンタケ」はどれぐらい危険?・毒きのこの撮影はどうやって行うのか?・毒きのこを見分けるコツはあるのか?・・・・・・・など。【講師紹介】新井 文彦(あらい ふみひこ)1965年生まれ。きのこ写真家。明治大学文学部卒業。著書に『きのこの話』(ちくまプリマー新書)がある。ライター業、コピーライター業に加え、夏から秋にかけては、北海道・道東地方で、ネイチャーガイドにもいそしむ。おもなフィールドは阿寒の森。各地で写真展やトークショーなども行っている。森の空気まで感じられる写真と言葉で、きのこや森の魅力を伝えている。ほぼ日刊イトイ新聞にて「きのこの話」連載中。ウェブサイト「浮雲倶楽部」http://ukigumoclub.com/白水 貴(しろうず たかし)1981年生まれ。博士(理学)。国立科学博物館植物研究部。日本学術振興会特別研究員。専門は菌類の分類学,生態学,進化学。弘前大学農学生命科学部卒業。筑波大学大学院生命環境科学研究科修了。同 博士特別研究員、鳥取大学農学部GCOEプロジェクト研究員、同 助教を経て現職。研究のかたわら、書籍や雑誌への寄稿、一般向けの講演や観察会の講師など、菌類とその研究の面白さを伝え広める活動を行っている。ウェブサイト「白水の穴」https://sites.google.com/site/ornithomyces/
なぜ農業は儲かるのか? 金子 勝(経済学者)×武本 俊彦(食と農の政策アナリスト)@ジュンク堂池袋本店
2014/11/19収録金子 勝/武本 俊彦『儲かる農業論 エネルギー兼業農家のすすめ』(集英社新書)刊行記念金子 勝(経済学者)武本 俊彦(食と農の政策アナリスト)農業は「儲からない産業」と言われています。そこに追い討ちをかけるようにTPP交渉が政府主導で進行中。これに対抗するためには大規模集約化するしかないと思われていますが、実は小規模兼業農家こそ生き残る可能性が高いのです。なぜ「小規模」なのか? そして何を「兼業」するのか?日本の農業の未来を、経済学者・金子 勝氏と食と農の政策アナリスト・武本俊彦氏が語り尽くします。二人は、これからの農業を担うのは大企業ではなく地域に根ざした個人であると断言。つまり誰にでも可能性が開かれているのです。脱原発などにも言及しますので、農業に関心のある方だけでなく、電力問題に興味のある方もぜひご覧ください。金子勝(かねこまさる)経済学者。1952年東京都生まれ。慶応大学経済学部教授。専門は財政学、制度経済学、地方財政論。武本俊彦(たけもととしひこ)食と農の政策アナリスト。1952年東京都生まれ。1976年農林省入省。2011年農林水産政策研究所長。
アキコさんは私だ!? 金井 美恵子(小説家)@ジュンク堂池袋本店
2014/12/18収録金井 美恵子(小説家)金井美恵子さん、待望の最新長篇『お勝手太平記』は書簡形式の小説です。読書と手紙を書くのが趣味の熟年女性・アキコさんが、女学校時代の同級生らに書きまくった50通に及ぶ手紙は、脱線を繰り返し、いたるところに意地悪を挟みながら、時に鋭い文芸批評にもなっています。金井ファンならばピンとくるでしょうが、このアキコさん、『快適生活研究』ですでに顔見せをしています。また、手紙の受け取り手のひとり、佐藤絵真は、『文章教室』で小説の勉強をしていた彼女です。ほかにも著者ならではの小説的たくらみに満ちた、抱腹絶倒の本作について、アキコさんと一部「基本的に同じ考え」という著者が存分に語ります。【講師紹介】金井美恵子(かない・みえこ)1947年高崎市生まれ。小説家。67年「愛の生活」でデビュー。68年に現代詩手帖賞を受賞。小説、エッセイ、評論など幅広い執筆活動で知られる。著書に『プラトン的恋愛』(泉鏡花文学賞受賞)、『タマや』(女流文学賞受賞)、『噂の娘』、『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』、『金井美恵子エッセイ・コレクション〔1964‐2013〕』(全4巻)など。
<深海、もうひとつの宇宙> 北里 洋((独)海洋研究開発機構東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチームプロジェクト長)@ジュンク堂池袋本店
2015/1/7収録『深海、もうひとつの宇宙――しんかい6500が見た生命誕生の現場』(岩波書店)刊行記念北里 洋((独)海洋研究開発機構東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチームプロジェクト長)「『しんかい6500』、伝説のアトランティス大陸の痕跡を発見か?」 2013年5月上旬、メディアを騒がせたニュースを覚えていますか。この「発見者」が、『深海、もうひとつの宇宙――しんかい6500が見た生命誕生の現場』刊行を記念してトークイベントを行いました。 (独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、2013年に潜水調査船「しんかい6500」による1年がかりの研究航海を行いました。太平洋、インド洋、大西洋(カリブ海)の生態系の、地球的規模の調査・研究です。本はその記録です。深海には400℃を超える熱水、メタン・硫化水素を含む湧水、1万mを超える超深海海溝域などの極限的な世界が広がり、それぞれの場所に適応して特殊な機能をもつ「常識はずれ」の生物が生息していました。それは、ホネクイハナムシや巨大ヨコエビだけではありません。北里さんは、地球に残された最後のフロンティアで何を感じたのでしょう。本では語れなかった、血湧き肉躍る冒険と数々の発見の裏話を、スライドやビデオをお見せしながらお伝えします。《北里洋(きたざと・ひろし)》1948年東京都生まれ.1976年東北大学大学院理学研究科博士課程修了.静岡大学理学部教授,(独)海洋研究開発機構 海洋・極限環境生物圏領域 領域長などを経て,現在,同機構東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチームプロジェクト長.専門は地質学,地球生命科学,深海生物学,海洋微古生物学.2010年日本古生物学会賞(横山賞)受賞.著書に『日本の海はなぜ豊かなのか』(岩波書店),共編著書に『地球の進化・生命の進化』(裳華房),『古生物の総説・分類』(朝倉書店),『地球生物学』(東京大学出版会),『古生物学事典(第2版)』(朝倉書店)などがある.趣味は音楽鑑賞。
伊沢紘生(宮城教育大学名誉教授・宮城のサル調査会会長) 新世界ザル―アマゾンの熱帯雨林に野生の生きざまを追う―
2015/2/13収録伊沢紘生(宮城教育大学名誉教授・宮城のサル調査会会長)1960年代に入ってから、世界の霊長類学者の注目はチンパンジーやゴリラなどアフリカの大型類人猿に集中していました。かくいう伊沢先生も恩師伊谷純一郎先生とともにアフリカの原野で5年間チンパンジーを追っていました。しかし、その後伊沢先生はかれら大型類人猿に別れを告げて、南米の広大な熱帯雨林で新世界ザルの調査を開始します。携帯するのはフィールドノートとボールペンと双眼鏡のみ。そしてそこに暮らす人々との親密なかかわり――伊沢先生は徹底したフィールドワークを長期間にわたって行いました。そこにはあらゆる野生動物研究の原点があります。さまざまな科学機器が発達した現代においても、その重要性にまったく変わるところがありません。この本は、そのようなフィールドワークのあり方の精魂込めた記録でもあります。孤高のフィールドワーカー――伊沢紘生。熱帯雨林の樹上ですみわけを通して進化した新世界ザルの生きざまをはじめ、壮大なアマゾンの動物たちと熱帯雨林の物語を熱く語っていただきます。【講師紹介】伊沢紘生(いざわ・こうせい)1939年、東京都に生まれる。1963年、京都大学理学部動物学科卒業。1968年、京都大学大学院理学研究科博士課程修了。財団法人日本モンキーセンター研究員、宮城教育大学教育学部教授、宮城教育大学環境教育実践研究センター教授、帝京科学大学生命環境学部教授などを経て、現在、宮城教育大学名誉教授、NPO法人ニホンザルフィールドステーション理事長、NGO宮城のサル調査会会長、理学博士。著書は『さよならブルーシ』(1975年、日本放送出版協会)、『ニホンザルの生態――豪雪の白山に野生を問う』(1982年、どうぶつ社)、『ニホンザルの山』(2009年、フレーベル館)ほか多数。[メッセージ]日本では主に青森県下北半島と宮城県金華山、石川県白山山域で野生ニホンザルを50年以上追い続け、同時進行で、アマゾンの熱帯雨林で幾種類もの新世界ザルを30年余にわたって調査してきた。いずれのフィールドも生物多様性に富み、知的刺激に満ち溢れていて、かれらサルやサルたちを取り巻く自然から多くのことを教わった。そのうちでも最たるものは、自然界を律する「競争の裏側の論理」と、自然界を構成する生物種すべてが持つ「種の誇り」である。私の大自然行脚にはおそらく終りがないだろう。
真山仁10年目の決意。 震災、アベノミクス、戦争…… 日本を取り巻く社会問題から目を逸らさない。その決断と行動 真山 仁(作家)@ジュンク堂池袋本店
2015/3/13収録真山仁 連続トークセッションvol.13―『雨に泣いてる』(幻冬舎)刊行記念―真山 仁(作家)人はなぜ過ちを犯すのか。3月11日、東北地方に巨大地震発生。人間の営みが蹂躙された被災地で、懸命に取材を行う一人の新聞記者が探り当ててしまったのは、そこにある悲劇だけではなかった。最大の挑戦にして、最高到達点。心を撃ち抜く衝撃の社会派ミステリ誕生!大ベストセラーシリーズとなる『ハゲタカ』の刊行から10年。作家・真山仁さんの約8年ぶりとなる書き下ろし作品は、読む者の心を鷲掴みにする社会派ミステリの傑作となりました。今回の主人公は、社会部のベテラン新聞記者・大嶽。彼は震災直後の被災地に志願して取材に赴きます。そこで彼を待っていたのは、言葉を失うほどの惨状。そして、取材中に被災し行方不明になった新人記者・松本の捜索という特命でした。災厄に襲われた地で始まる、誇りと存在意義を賭けた究極の日々。恐怖、嫉妬、裏切り、陰謀。様々な感情が入り乱れる極限状況の中、過酷な取材を敢行しながらも松本を捜す大嶽。やがて彼は津波で亡くなった、ある僧侶の素性に疑問を抱くようになります。地元で尊敬を集め崇拝されていた男が、過去に凶悪事件と関わりがある可能性が浮上したのですが……。懸命に生き抜こうとする人々を描き、苛酷な状況の中で問われる<罪と罰>。必ずや現在を代表するであろう社会派ミステリの誕生を記念したスペシャルトークで、真山仁さんがデビュー10年目の決意を語ります!【講師紹介】真山仁 Mayama Jin1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収をめぐる熱き人間ドラマ『ハゲタカ』でデビュー。2007年に『ハゲタカ』『ハゲタカⅡ(『バイアウト』改題)』を原作とするNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」が放映され、大きな反響を呼ぶ。同ドラマは国内外で多数の賞を受賞した。他の著書に『マグマ』『ベイジン』『黙示』『コラプティオ』『そして、星の輝く夜がくる』『売国』などがある。公式ホームページ http://www.mayamajin.jp/
ランドスケープのことなら何でも聞いてください! 進士 五十八(東京農業大学名誉教授・元学長) @ジュンク堂池袋本店
2015/4/8収録『ランドスケープデザイン』 誌100号記念講演会進士 五十八(東京農業大学名誉教授・元学長)阪神淡路大震災の1995 年創刊。わが国唯一のランドスケープの専門誌『ランドスケープデザイン』(マルモ出版)はついに100 号を発刊しました。『ランドスケープデザイン』にもたびたびご登場・ご寄稿いただいた進士五十八先生に、「ランドスケープの本質・ランドスケープのこれまで、これから?」を熱く語っていただきます。※トークイベントは質疑応答形式で行います。【講師紹介】進士五十八(しんじ いそや)/造園家/東京農業大学名誉教授・元学長これまでに日本学術会議20、21 期会員、日本造園学会長、東南アジア国際農学会長、日本都市計画学会長、日本生活学会長、日本野外教育学会長、自治体学会代表運営委員など歴任。現在は、政府の自然再生専門家会議委員長、社会資本整備審議会臨時委員。また長野県、豊島区、荒川区、三鷹市、新宿区、江戸川区などの景観審議会会長・横浜市、川崎市などの環境審議会会長。ほかにも一般社団法人農あるくらし研究会会長、一般社団法人日本公園緑地協会公園緑地研究所所長、福井県 里山里海湖研究所所長、NPO 法人美し国づくり協会理事長。井下賞、田村賞、日本造園学会賞、同特別賞、北村賞、土木学会景観デザイン賞、Golden Fortune表彰、日本生活学会今和次郎賞、日本農学賞、読売農学賞など受賞、2007 年、紫綬褒章受章。
『風のかたち 熱のかたち 建築のかたち』について考える 末光弘和(株式会社SUEP.代表取締役)@ジュンク堂書店池袋本店
2015/6/4収録末光弘和(株式会社SUEP.代表取締役)目に見えないコンテクストである風や熱のような環境要素をどのようにして建築のデザインに取り入れて行くのか。近年著しく進み、設計者の手元で扱う事ができるようになった環境シミュレーションを多用した建築作品を設計プロセスとともに紹介します。新建築住宅特集2015年4月臨時増刊号『風のかたち 熱のかたち 建築のかたち』を丁寧に解き明かします。【講師紹介】末光弘和1976年愛媛県生まれ。1999年東京大学工学部建築学科卒業。2001年東京大学大学院修士課程修了。2001-2006年伊東豊雄建築設計事務所。2007年より末光陽子と共にSUEP.主宰。2011年より株式会社SUEP.代表取締役。環境デザインをテーマに、個人住宅やオフィス、公共施設などの作品を手掛けている。第27回吉岡賞、住まいの環境デザイン・アワード2013グランプリ受賞をはじめ、受賞歴多数。
『[べにや長谷川商店]の豆図鑑』(自由国民社)刊行記念トークイベント べにや長谷川商店・長谷川清美(べにやビス主宰)@ジュンク堂池袋本店
2015/7/8収録北海道遠軽町の老舗豆販売店「べにや長谷川商店」長谷川清美さんによる『豆図鑑』の刊行を記念して、トークイベントを開催いたします。『豆図鑑』では、私たちがよく見知っている一般の豆の紹介はもちろんのこと、農家で代々にわたり細々と作り続けられている「在来種」などの紹介もしています。長谷川清美さんがライフワークとして続けている日本全国の農家さんへの取材から発見したお話や、世界各地の豆にまつわる「豆歩き」のエピソード、そして、日本と世界のおかんたちの料理レシピなどをお話いただきます。*簡単な豆の試食もご用意。【長谷川清美】「べにや長谷川商店」長女。2001年、豆類の販売会社「べにやビス」を神奈川県横浜市に設立、北海道の地豆の普及活動や販路拡大に奔走。毎年のライフワークにもなった「豆歩き=在来種を育てる農家を訪ねる旅」は日本にとどまらず世界各地へと広がる。著書に『べにや長谷川商店の豆料理』『同:海外編』(パルコ出版、『豆料理きほんのき』(主婦と生活社)がある。【べにや長谷川商店】北海道遠軽町で初代長谷川茂により1926年に創業。以来、現在まで北海道産の豆類を販売。特に力を入れているのは、農家が何代にもわたり自家用につくっている在来種の豆。遠軽町では2代目長谷川清繁が代表を務め、創業時から取引をしている農家に在来種の豆の蒔き付けをお願いするなどの生産調整もおこなう。
山口淑子さん没後1年 李香蘭をめぐる満洲と上海 高橋 政陽(元テレビ朝日記者)×水野 衛子(中国映画字幕翻訳業)@ジュンク堂池袋本店
2015/9/1収録高橋 政陽(元テレビ朝日記者)水野 衛子(中国映画字幕翻訳業)戦前の中国と日本で、歌手として女優として活躍した李香蘭こと山口淑子さんが亡くなって、2015年9月で1年になります。戦後70年の本年、李香蘭の満州と上海での活動を中心に、その足跡を振り返ってみたいと思います。生前の山口淑子さんに信頼され親しくお付き合いしていた高橋政陽さんに、中国映画翻訳家の水野衛子さんがその知られざる人生をお聞きするとともに、お二人で李香蘭の映画と音楽について語ります。慶應義塾大学文学部創設125年記念行事「李香蘭 映画と音楽」(2015年9月12日開催予定)でも司会をされるお二人の李香蘭への熱き想いを、ぜひこの機会に感じてみてください。◆講師紹介◆・高橋政陽(たかはし まさはる)売文業。早稲田大学第一部文学部卒。中国留学の後、東京新聞記者を経てテレビ朝日へ。「ニュースステーション」ディレクター、台北支局長、「サンデープロジェクト」チーフディレクターなど担当。2007年には日中初の生討論番組となった「朝まで生テレビ」プロデューサー。2010年退社し現職。晩年の山口淑子さんと親しく、逝去後には「李香蘭という十字架を背負い続けた生涯」(『新潮45』2014年11月号)、「李香蘭の秘めた恋」(『文藝春秋』2014年12月)などを発表。また日本、香港で競馬評論も手がける。・水野衛子(みずの えいこ)中国映画の字幕翻訳、通訳。慶應義塾大学文学部卒。「初恋のきた道」「HERO」「妻への家路」など 多くのチャン・イーモウ作品、「始皇帝暗殺」「北京ヴァイオリン」「運命の子」などのチェン・カイコ―作品ほか、100本以上の中国映画の字幕翻訳を担当。翻訳書に「中国大女優 恋の自白録」(文芸春秋社)、「中華電影的中国語 さらばわが愛、覇王別姫」(キネマ旬報社)、「セデック・バレ」(河出書房新社)などがある。慶應義塾大学・早稲田大学講師。
自然はこんなにおもしろい--みる・かく・つたえる 盛口満(沖縄大学人文学部こども文化学科教授)@ジュンク堂池袋本店
盛口満(沖縄大学人文学部こども文化学科教授)子どものころから生き物が好きだったけれど、大学を卒業し、教員という道を選ぶことになって、どうしたら「普通」の人に生き物のおもしろさがつたわるのか・・というのが自分の大きなテーマとなった。これまでかかわってきた学校がどのような場であったかを少し紹介させてもらうとともに、その中での様々な人たちとのやりとりから、どんなふうにテーマへ結びつく糸口が見つかり、それが授業だけでなく、本という形にまで結び付いていったのかという話をさせていただけたらと思っている。●プロフィール盛口満1962年千葉県生まれ。千葉大学理学部生物学科卒。自由の森学園中高等学校理科教諭をへて、現在は沖縄大学人文学部こども文化学科教授。主な著書に『生き物の描き方 自然観察の技法』(東京大学出版会)『テントウムシの島めぐり ゲッチョ先生の楽園昆虫記』(地人書館)など。
連続トークセッションvol. 15 2015年秋――真山仁、日本が抱える問題を棚卸しする 真山 仁(作家)@ジュンク堂池袋本店
2015/9/9収録『黙示』(新潮文庫)刊行記念真山 仁(作家)『黙示』の裏テーマは、震災以降日本に蔓延する〝正しさ〟の危うさにあった!アベノミクスの限界、中国株暴落の危機、安保法制と集団的自衛権、新国立競技場、原発再稼働、一向に進まない成長戦略――。作家生活10周年を迎え、ますます激しい議論を呼ぶ作品で読者に厳しい問いを突きつける真山仁さんが、日本の問題を棚卸しして、語ります。【講師紹介】真山 仁(まやま・じん)1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年に企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。2007年、『ハゲタカ』『ハゲタカII』を原作としたNHK土曜ドラマが大きな話題を呼んだ。他の著作に『ベイジン』『プライド』『コラプティオ』『グリード』『売国』『雨に泣いてる』『ハゲタカ外伝 スパイラル』など多数。作品の対象に徹底的に迫る取材力と緻密な文体を併せ持つ、社会派の新たな旗手として注目を集めている。
サービスの全体像を付箋で地図に~企画・デザイナー・開発者がみんなでアジャイルに議論できるストーリーマップの秘訣~ 川口 恭伸×樽本 徹也@ジュンク堂池袋本店
2015/9/7収録※こちらのトークイベント動画は収録時のマイクの調整が出来ず音声が少々聞き取りにくいなっております。申し訳ございません。また、冒頭20分ほど収録できておりませんため、場面途中からの配信となります。重ねてお詫び申し上げます。『ユーザーストーリーマッピング』(オライリー・ジャパン)刊行記念イベント川口 恭伸(『ユーザーストーリーマッピング』監訳者)樽本 徹也(『ユーザビリティエンジニアリング』著者)ユーザーストーリーマッピングの考案者、ジェフ・パットンが自ら開発した手法について書き下ろした書籍『ユーザーストーリーマッピング』が7月に刊行されました。本書の監訳者であり著者との交流の深い川口恭伸さんと、UX/人間中心設計のスペシャリスト樽本徹也さんをお迎えし、ユーザーストーリーマッピングのコンセプトと実践について語ります。さらに実際にユーザストーリーマップ作成しながら実践的なテクニックを紹介します。ユーザストーリーマッピングについての理解を深めたい方は是非ご覧ください!●川口 恭伸(かわぐち やすのぶ)楽天株式会社アジャイルコーチ。14年間、株式会社QUICKに在籍し、プロダクト開発や社内向けツールの開発を行う。日本へのスクラムの普及活動として、ジム・コプリエン、ジェフ・パットン、ジェフ・サザーランドらの来日を支援する。2011年よりアギレルゴコンサルティング株式会社を経て、2012年より現職。XP祭り、スクラムギャザリング東京、楽天テクノロジーカンファレンス実行委員。監訳書に『Fearless Change』(丸善出版)、共訳書に『Software in 30 Days』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)、『How to Change the World』がある。アジャイルUCD研究会共同設立者。●樽本 徹也(たるもと てつや)利用品質ラボ代表。UXリサーチャ/ユーザビリティエンジニア。ユーザビリティ工学が専門で特にユーザ調査とユーザビリティ評価の実務経験が豊富。現在はプロのUCDコンサルタントとして、組込みシステムからウェブアプリケーションまで幅広い製品のUX/UI開発に携わっている。『ユーザビリティエンジニアリング』『アジャイル・ユーザビリティ』(オーム社)などの著書をはじめ、講演も多数。アジャイルUCD研究会共同設立者。
<ライブ版「女の一生」> 伊藤 比呂美(詩人)@ジュンク堂池袋本店
2015/11/13収録岩波新書『女の一生』刊行後、各地で好評を博している「ライブ版・女の一生」。このたび、満を持して、ここジュンク堂池袋店でも開催! 『良いおっぱい悪いおっぱい』で、「胎児はウンコである」と鮮やかに見抜いた衝撃の発言から早三十年余。この間、伊藤さんは、詩人として精力的に仕事を重ねる傍ら、離婚し、恋愛し、苦悩し、日本を離れ、日米を往復し、超遠距離介護で両親を看取り、仏教にハマり、植物にハマり、愛犬の死を見届け、更年期を全うし、娘たちを巣立たせ、孫まで生まれた…。 「生まれてこの方、女であります。昔は若く、今は老いつつあります。女の苦労はたいてい経験してきました。自分であることが一生の命題でした。苦労はそのためにしてきのかもしれません。」という著者の今の境地やいかに!? 『女の一生』は人生相談形式、今回も、その場で相談にお答えするライブ方式です。悩める方々の「しつもん」「人生相談」、広く受け付けます。女といわず、男といわず、老いも若きも、みなさま、この機会をお見逃しなく。《伊藤 比呂美(いとう・ひろみ)》1955年東京都生まれ.詩人。1978年現代詩手帖賞を受賞し、新しい詩の書き手として注目される。第一詩集『草木の空』(アトリエ出版企画)以後、『青梅』、『テリトリー論』1・2、『伊藤比呂美詩集』などの詩集を発表、『河原荒草』(以上、思潮社)で2006年高見順賞、『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(講談社)で2007年萩原朔太郎賞、2008年紫式部賞、2015年坪内逍遥賞を受賞する。1997年に渡米後、カリフォルニア州と熊本を拠点として活躍。他に『良いおっぱい悪いおっぱい完全版』(中公文庫)、『読み解き「般若心経」』(朝日新聞出版)、『犬心』(文芸春秋)、『父の生きる』(光文社)、『今日』(福音館)、『木霊草霊』(岩波書店)、『女の一生』(岩波新書)など著訳書多数。
民衆はいかに攻勢に転じるか--「シアトル」から「国会前」まで 廣瀬 純(龍谷大学経営学部教員)×マニュエル・ヤン(早稲田大学社会科学総合学術院教員)@ジュンク堂池袋本店
2016/1/28収録廣瀬純『資本の専制、奴隷の叛逆--「南欧」先鋭思想家8人に訊くヨーロッパ情勢徹底分析』(航思社)出版記念廣瀬 純(龍谷大学経営学部教員)マニュエル・ヤン(早稲田大学社会科学総合学術院教員)反グローバライゼイションから反戦を経てオキュパイへ。反貧困から反原発を経て反安保法制へ。90年代以後この20年のあいだ、民衆運動はどのような戦略・戦術にもとづいて展開され、何を獲得したか。日本ではどうだったか。資本がその破壊的本性を全面展開させるなか、「労働者」はどこへいったのか。アンダークラスは到来するのか。スペイン、ギリシャ、イタリアの政治理論家たちが呈示するヨーロッパ情勢分析とともに考える。廣瀬 純(ひろせ・じゅん)映画論、現代思想。龍谷大学経営学部教授。著書に『暴力階級とは何か』(航思社)、『アントニオ・ネグリ』(青土社)、『絶望論』『闘争のアサンブレア』(ともに月曜社)、『蜂起ともに愛がはじまる』『美味しい料理の哲学』(ともに河出書房新社)、『闘争の最小回路』(人文書院)、『シネキャピタル』(洛北出版)、訳書にアントニオ・ネグリ『未来派左翼』(NHK出版)、『芸術とマルチチュード』(共訳、月曜社)、フランコ・ベラルディ(ビフォ)『NO FUTURE』(共訳、洛北出版)ほか。マニュエル・ヤン(Manuel Yang)比較社会/思想史。早稲田大学社会科学総合学術院助教。ブラジルのサンパウロ州生まれ、神戸、ロサンゼルス、台中、ダラスで少年時代を過ごし、テキサス大学オースティン校卒業(歴史学/英米文学専攻)、トレド大学歴史学部修士・博士課程修了。『現代思想』で「ボブ・ディランがアメリカを歌う」を連載中。最近の論考に、「『人よ、神をお赦しください、自分が何をしているのか知らないのです』--一九九五年と世界の終わり」(『越境広場』1号)、「We Are the Folk--長渕剛とフォークの力」(KAWADE夢ムック文藝別冊『長渕剛』)、「トーキョー日記」(『HAPAX vol.4』)など。