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東方昭和伝 第四十二章「ポツダム会談と原爆投下」(2/2)
79年前の8月6日は広島が、8月9日は長崎が原爆によって全てを失った日。
NHKアーカイブズの戦争証言から、当時の映像を確認できます。
日本ニュース 第257号 原子爆弾 広島市の惨害 1945年9月22日封切り
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0001300385_00000&chapter=001
トルーマン声明の元映像はこちら↓↓↓
広島への原爆投下を伝える米大統領の声明(抄)
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0001530015_00000
原爆が投下されたあとの長崎市 撮影:1945年(昭和20年)9月~1946年1月
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0001530010_00000
前(1/2)→sm43910174
前章(四十一章)「沖縄血戦」第一幕「沖縄戦前夜」sm36718689
次章→また制作頑張ります!
東方昭和伝 第四十二章「ポツダム会談と原爆投下」(1/2)
終戦工作編その6。ポツダム会談から8月6日の広島への原爆投下、そして8月9日のソ連参戦まで。
3年ぶりの投稿なので初投稿です。
(我々は3年待ったのだ…)
ニコニコよ!私は帰ってきた!!(核弾頭発射)
ニコニコへのサイバーテロからこんな感じで投稿することになろうとは思ってもみませんでした。
3年の間に編集ソフトが壊れて、新しくWindows11標準搭載のClipchampに代えたので動画上の文字のフォントやビデオ効果がこれまでの昭和伝から変更されています。ご了承ください。
次(2/2)→sm43937435
前章(四十一章)「沖縄血戦」第一幕「沖縄戦前夜」sm36718689
次章→また制作頑張ります!
【告知用】東方昭和伝新作!第42章OP
ニコニコ復活おめでとうございます!
東方昭和伝も3年ぶりに新作を投稿します!
よろしくお願いします!
東方昭和伝 第四十一章「沖縄血戦」第四幕:沖縄県民斯ク戦ヘリ(2/2)
今年もまた6月23日の「慰霊の日」を迎えました。沖縄戦の組織的戦闘が終結したこの日は、沖縄県では沖縄戦等の戦没者を追悼する日として定められています。
「日本では、どうしても記憶しなければならないことが4つはあると思います。終戦記念日、広島の原爆の日、長崎の原爆の日、そして6月23日の沖縄の戦いの終結の日です」
明仁上皇陛下は、1981年8月のお言葉でこう表明されており、「後に忘れてはならない4つの日」として今上陛下に御代替わり後も、宮内庁Webサイトに掲載されています。
ED曲には、サークル凋叶棕さんの『絶対的一方通行』を使用させていただきました。
こちらはセルフアレンジの「改」バージョンとなっており、歌詞が四箇所ほど変更されています。そのうちの一つが、「何も知らずにただ夜に怯えていなさい」が「怯えていればよかったのに」になっている部分。
昭和伝的な見方をすると、鈴木(紫)たちが命を賭けて戦った日露戦争の薄氷の勝利後、日本は意気揚々と帝国主義の道を進むわけですが、結局日露戦争勝利後の日本しか知らない世代によって国家は滅亡寸前のところまで追い込まれ、日露を戦い抜きながらその尻拭い役を任された鈴木としては、「あのまま列強の影に怯えていればよかったのに」と愚痴の一つでもこぼしたい気分ではなかったか、なんてことを曲を聞きながら考えてしまいました。
<本章関連年表>
昭和20年(1945年)
06/06 大田少将『沖縄県民斯ク戦ヘリ』の電文を中央に打電
06/18 日本、六巨頭会議(9月までの終戦を合意)
06/18 米統合幕僚会議(オリンピック作戦決定)
06/18 沖縄、「轟の壕」に日本軍敗残兵乱入。米軍司令官バックナー中将、前線視察中に戦死
06/22 秘密御前会議(昭和天皇、終戦意思を表明)
06/23 牛島司令官と長参謀長、軍司令部壕で自決。沖縄の組織的戦闘止む
06/26 島田知事、荒井警察部長、軍医部壕を出る。以後、公式の消息は不明。
前章(四十章)「昭和天皇と鈴木内閣成立」sm35366418
第一幕「沖縄戦前夜」sm36718689
第二幕「日米政変と特攻作戦」(1/2)sm37098419
第三幕「皇居炎上」sm38037298
次章(四十二章)「ポツダム会談と原爆投下」sm43910174
東方昭和伝 第四十一章「沖縄血戦」第四幕:沖縄県民斯ク戦ヘリ(1/2)
第四幕は昭和20年5月末の日本軍の沖縄南部撤退から6月23日の沖縄戦終結(組織的戦闘の終了)まで。
グルーとスチムソンの会話は、ロンドン海軍軍縮会議から15年越し(投稿期間的には12年越し)の伏線回収。
第四章「ロンドン海軍軍縮会議」sm9200019
この場面について補足すると、グルーがこの時期に国務長官代理というポジションにいたこと自体が既に奇跡的なことなのですが、この後すぐに対日強硬派のジェームズ・バーンズが国務長官に就任し、グルーら知日派は国務省を追われ、以後スチムソンがグルーの立場を引き継ぐことになります。
それを考えると、グルーが国政に影響力を持ち得た最後の段階で訴えたことを、スチムソンが若槻、幣原、濱口という具体的な日本人三人の姿を通して、自らの実感として理解することができたのはとても大きなことであったと思います。
幣原外交の最大の功績は、ロンドン海軍軍縮会議から15年後のこの瞬間にあったと言えるかもしれません。
<本章関連年表>
昭和20年(1945年)
05/25 米統合参謀本部会議、日本の無条件降伏のため、本土進攻により「必要な日本の工業地帯を占領し、軍の絶対的支配下に置く」と結論
05/28 グルー、トルーマンに「新たな対日声明」を進言
05/29 グルー、ペンタゴンで「新たな対日声明」案を提言
06/01 スチムソン、トルーマンに暫定委員会の決定報告。原爆の無警告使用を提言
06/07-09 島田知事、沖縄県庁の解散を宣言
06/08 御前会議「今後採るべき戦争指導の基本大綱」(本土決戦方針)を決定
06/09 天罰発言事件(第87回帝国議会)
06/09 梅津参謀総長、天皇に陸軍の戦力の実態を口頭で報告
06/12 長谷川海軍大将、天皇に海軍の戦力調査結果を報告
06/13 木戸内大臣、米内海相、鈴木首相と会談。
06/14 沖縄の日本海軍部隊全滅
06/15 天皇、御不例のため終日床に伏す
06/18 日本、六巨頭会議(9月までの終戦を合意)
前章(四十章)「昭和天皇と鈴木内閣成立」sm35366418
第一幕「沖縄戦前夜」sm36718689
第二幕「日米政変と特攻作戦」(1/2) sm37098419
第三幕「皇居炎上」sm38037298
次(2/2) → sm38912923
次章(四十二章)「ポツダム会談と原爆投下」sm43910174
東方昭和伝 第四十一章「沖縄血戦」第三幕:皇居炎上
第三幕はドイツ降伏から始まる昭和20年5月の一ヶ月を描きます。
<本章関連年表>
昭和20年(1945年)
04/27 ムッソリーニ逮捕 (04/28 銃殺)
04/30 ヒトラー自殺
05/08 ドイツ、無条件降伏 (ベルリン陥落)
05/14 最高戦争指導会議(六巨頭会議)、極秘裏に対ソ交渉方針を決定
05/15 井上成美、海軍次官解任
05/22 第三十二軍、首里放棄・南部撤退決定
05/25 第三次東京大空襲、明治宮殿焼失
05/25 沖縄県「六十万県民ただ暗黒なる壕内に生く」の電文を内務省に打電
前章(四十章)「昭和天皇と鈴木内閣成立」sm35366418
第一幕「沖縄戦前夜」sm36718689
第二幕「日米政変と特攻作戦」(1/2)sm37098419
第四幕「沖縄県民斯ク戦ヘリ」(1/2)sm38912721
次章(四十二章)「ポツダム会談と原爆投下」sm43910174
【ご報告】
私事となりますが、本作投稿と同日に第二子が産まれました。上の子がまだ1歳なので、二人の子育てで今後三年間は余暇の時間がほぼ無くなるかな…と思っております。またさらに投稿間隔が空いてしまうことが予想されますが、気長にお待ちいただけますと幸いです。
東方昭和伝 第四十一章「沖縄血戦」第二幕:日米政変と特攻作戦(2/2)
米軍の沖縄本島上陸から、沖縄県最後の市町村長会議まで。
【募集】現在製作中の東方昭和伝第41章「沖縄血戦」ですが、最終章となる第四幕のラストには、外伝や二・二六編のようにEDを付けることを検討しており、ED曲となる東方Vocal曲を募集します。
・東方VocalBGMであること
・明るすぎる曲はNG
・蓮メリ曲ならなお良し
よろしくお願いいたします。
<本章関連年表>
昭和20年(1945年)
04/01 米軍が沖縄島西海岸の読谷・嘉手納・北谷に上陸する
04/06 海軍『菊水第一号作戦』、陸軍『第一次航空総攻撃』開始
04/07 戦艦「大和」撃沈 (水上特攻失敗)
04/19 米軍首里空襲、首里城炎上
04/19 トルーマン政権、ヤルタ密約を「発見」
04/25 スチムソン陸軍長官、トルーマン大統領に原子爆弾について報告
04/27 沖縄県緊急市町村長・警察署長合同会議
前章(四十章)「昭和天皇と鈴木内閣成立」sm35366418
第一幕「沖縄戦前夜」sm36718689 前(1/2)→sm37098419 第三幕「皇居炎上」sm38037298
次章(四十二章)「ポツダム会談と原爆投下」sm43910174
東方昭和伝 第四十一章「沖縄血戦」第二幕:日米政変と特攻作戦(1/2)
第二幕は昭和20年4月の鈴木内閣成立とトルーマン大統領の誕生から始まる一ヶ月を描きます。前半は4月5日の鈴木大命降下から4月16日のトルーマン就任演説までの11日。
<本章関連年表>
昭和20年(1945年)
04/05 小磯内閣総辞職
04/05 鈴木貫太郎に組閣命令
04/05 ソ連、日ソ中立条約の不延長を通告
04/07 戦艦「大和」撃沈 (水上特攻失敗)
04/07 鈴木貫太郎内閣成立
04/12 F・ルーズベルト没
04/12 副大統領トルーマン、アメリカ大統領就任
04/13 東京大空襲(第二次)
前章(四十章)「昭和天皇と鈴木内閣成立」sm35366418
第一幕「沖縄戦前夜」sm36718689 次(2/2)→sm37098454
次章(四十二章)「ポツダム会談と原爆投下」sm43910174
東方昭和伝 第四十一章「沖縄血戦」第一幕:沖縄戦前夜
終戦工作編その5。
第一幕は沖縄大空襲から沖縄戦開始まで。
島田叡は神戸出身でうp主とは同郷になるのですが、この人のことを知ったのは大学に入って昭和伝制作を始めて以降のことでした。近年になってドラマ化など少しずつテレビにも取り上げられるようになってきたと思います。
現在、島田叡と荒井退造の二人を中心とした映画「島守の塔」が製作中で、2020年秋に公開予定となっていますが、果たしてコロナウイルスの影響でどうなることか…無事に公開されるといいですね。
神戸新聞:映画「島守の塔」キャスト発表 島田叡役に萩原聖人さん
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202003/0013200227.shtml
島田と荒井が「叡さん」「退造」と呼び合っていた史料はないので、蓮メリ成分の過剰摂取による主の創作です(笑)
<本章関連年表>
昭和19年(1944年)
8/22 対馬丸、悪石島付近で撃沈される
10/10 沖縄大空襲
10/29 第1次防衛召集(17歳から45歳までの健全な男子を防衛隊として召集)主に飛行場建設に従事
昭和20年(1945年)
1/20 第2次防衛召集(17歳から45歳までのほとんどの男子を召集)
1/31 島田叡沖縄県知事着任
3月 沖縄県の15歳から45歳までの男女を「根こそぎ」動員する
3/17 硫黄島守備隊玉砕(大本営へ訣別電報)
3/20 大本営「当面の作戦計画大綱」発令、沖縄作戦に重点を置くことを決定
3/23 米軍の沖縄諸島空襲開始
3/26 米軍、慶良間列島に上陸する 地上戦が始まる
前章「昭和天皇と鈴木内閣成立」sm35366418 第二幕「日米政変と特攻作戦」sm37098419 次章「ポツダム会談と原爆投下」sm43910174
東方昭和伝 第四十章「昭和天皇と鈴木内閣成立」(3/3)
近衛文麿の天皇上奏から憲兵隊の吉田茂逮捕まで。
十年前に「鈴木貫太郎自伝」を読んで桜のシーンを思いついてから、ようやくここまで来たわよ西園寺…
いつもご視聴いただきありがとうございます。
今月からリアルで敗戦処理のお仕事を抱えてしまい、次回を今年度中に作れるか極めて怪しい状況です(泣)失踪することはありませんので、気長にお待ちいただけますと幸いです。
<本章関連年表>
昭和20年(1945年)
01/09 アメリカ軍、ルソン島(フィリピン)上陸
01/17 ソ連軍、ワルシャワ(ポーランド)解放
01/20 「帝国陸海軍作戦計画大綱」策定(本土決戦準備開始)
02/04 ヤルタ会談 (~02/11)
02/11 ヤルタ協定 (スターリン、対日参戦を約束)
02/14 近衛文麿、天皇に上奏文を奉呈
02/19 アメリカ軍、硫黄島上陸
03/07 ユーゴ人民政府成立 (首班:チトー)
03/09 東京大空襲(~03/10)
03/17 硫黄島守備隊玉砕
03/19 小磯・繆会談 (繆斌工作)
04/01 沖縄戦開始 (アメリカ軍、沖縄本島上陸)
04/05 小磯内閣総辞職
04/05 鈴木貫太郎に組閣命令
04/05 ソ連、日ソ中立条約の不延長を通告
04/07 戦艦「大和」撃沈 (水上特攻失敗)
04/07 鈴木貫太郎内閣成立
04/12 F・ルーズベルト没 (アメリカ大統領)
04/12 副大統領トルーマン、アメリカ大統領就任
04/15 憲兵隊、吉田茂を逮捕
(1/3)→sm35366418 (2/3)→sm35366514 前章「小磯内閣と比島決戦」sm34360812 次章「沖縄血戦」sm36718689
東方昭和伝 第四十章「昭和天皇と鈴木内閣成立」(2/3)
「帝国陸海軍作戦計画大綱」の策定からヤルタ会談まで。
<本章関連年表>
昭和20年(1945年)
01/09 アメリカ軍、ルソン島(フィリピン)上陸
01/17 ソ連軍、ワルシャワ(ポーランド)解放
01/20 「帝国陸海軍作戦計画大綱」策定(本土決戦準備開始)
02/04 ヤルタ会談 (~02/11)
02/11 ヤルタ協定 (スターリン、対日参戦を約束)
前(1/3)→sm35366418 次(3/3)→sm35366567 前章「小磯内閣と比島決戦」sm34360812
東方昭和伝 第四十章「昭和天皇と鈴木内閣成立」(1/3)
終戦工作編その4。
比島決戦に敗れても、なおも戦争は続き、日本は本土決戦へと向かっていく。
なぜこの時点でも降伏できなかったのか?鈴木貫太郎が呼ばれる昭和20年最初の四ヶ月を見ていきます。
『「立場」ではなく「内容」を重視する健全なプラグマティズム』の大切さは、昨今特に感じさせられますね。
<本章関連年表>
昭和19年(1944年)
11/07 F・ルーズベルト(米大統領)4選
12/20 ジョセフ・グルー国務次官就任
昭和20年(1945年)
01/09 アメリカ軍、ルソン島(フィリピン)上陸
01/17 ソ連軍、ワルシャワ(ポーランド)解放
01/20 「帝国陸海軍作戦計画大綱」策定(本土決戦準備開始)
02/04 ヤルタ会談 (~02/11)
次(2/3)→sm35366514 前章「小磯内閣と比島決戦」sm34360812
東方昭和伝 第三十九章「小磯内閣と比島決戦」(3/3)
汪兆銘の死からレイテ沖海戦、マッカーサーのルソン島上陸まで。
12月25日、世間ではクリスマスですが、この日は大本営がレイテ決戦を断念した日にあたります。
何年も戦争してきた中国戦線を超えて、フィリピンこそがアジア・太平洋戦争における日本軍最大の墓場になったという事実は、調べないと感覚的にピンと来ないかもしれません。
フィリピン戦の戦場の悲惨さは、大岡昇平の名作『野火』『レイテ戦記』を御覧ください。
『野火』を漫画にしていらっしゃる方がいました。圧巻です→https://twitter.com/teradakenichi/status/1065597441741807617
【みんなだいすき台湾沖航空戦大本営発表】
ニュース映像 第230号|NHK 戦争証言アーカイブス 1944年(昭和19年)10月26日
https://www2.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/jpnews/movie.cgi?das_id=D0001300358_00000&seg_number=
<本章関連年表>
昭和19年(1944年)
10/11 ソ連軍、ドイツ国境を突破
10/12 台湾沖航空戦 (大本営、大戦果を発表)
10/18 大本営、捷一号作戦を発動
10/20 アメリカ軍、レイテ島(フィリピン)上陸
10/20 一億憤激米英撃摧国民大会開催 (日比谷)
10/24 レイテ沖海戦
10/25 特攻開始 (関大尉ら敷島隊)
11/07 スターリン、日本を侵略国と見なすと声明
11/07 ゾルゲ・尾崎秀実処刑
11/07 F・ルーズベルト(米大統領)4選
11/10 汪兆銘没
12/10 大陸打通作戦(一号作戦)終了
昭和20年 (1945年)
01/09 アメリカ軍、ルソン島(フィリピン)上陸
前(1/3)→sm34360812 前(2/3)→sm34360950 前章「東条内閣総辞職」sm33184258 次章「昭和天皇と鈴木内閣成立」sm35366418
東方昭和伝 第三十九章「小磯内閣と比島決戦」(2/3)
服部卓四郎と大陸打通作戦について。
サムネの「大事なのは合意と納得」は某バーチャルのじゃろり狐娘YouTuberおじさんリスペクト(笑)
昭和の陸軍参謀としてよく挙げられるのは、石原莞爾や辻政信、瀬島龍三などで、服部卓四郎の知名度は低く書籍もあまりありませんが、太平洋戦争における日本軍の行動に最も大きな影響を与えたのは間違いなく服部卓四郎でしょう。そして現代社会への適応力もこの中では一番高いのではないかと思います。
服部の会話手法は仕事というか対人コミュニケーションに本当に使えるから困る。
<本章関連年表>
昭和18年(1943年)
10月 服部卓四郎、参謀本部作戦課長に復帰
12月 服部卓四郎、 『虎号兵棋』を開催
昭和19年(1944年)
03/08 インパール作戦開始(~07/09)
04/17 大陸打通作戦(一号作戦)開始(~12/10)
07/09 アメリカ軍、サイパン占領宣言・インパール作戦失敗
07/18 東条内閣総辞職
07/20 小磯国昭・米内光政に協力内閣の組閣命令
07/20 ヒトラー暗殺計画失敗
07/21 アメリカ軍、グアム島上陸 (08/10 守備隊玉砕)
07/22 小磯内閣成立
07/22 米国軍事視察団、延安訪問
09/19 F・ルーズベルト(米)大統領 、蒋介石にスチルウェル在中米軍司令官への指揮権移譲を要求
10/18 ルーズベルト、スチルウェルを本国に召還
前(1/3)→sm34360812 次(3/3)→sm34361061 前章「東条内閣総辞職」sm33184258 次章「昭和天皇と鈴木内閣成立」sm35366418
東方昭和伝 第三十九章「小磯内閣と比島決戦」(1/3)
終戦工作編その3。東条内閣総辞職後の重臣会議から井上成美海軍次官就任まで。
遂に東条内閣を倒した重臣たち。しかし、アジア・太平洋戦争戦没者310万人の約9割が集中する、日本の本当の地獄はここから始まる。なぜこの時点で戦争を止められなかったのか、なぜ東条を倒しても一年以上も続いたのか。当時の状況の「いかんともしがたさ」を中心に見ていきます。
<本章関連年表>
昭和19年(1944年)
04/17 大陸打通作戦(一号作戦)開始(~12/10)
07/18 東条内閣総辞職 ←本章開始
07/20 小磯国昭・米内光政に協力内閣の組閣命令
07/20 ヒトラー暗殺計画失敗
07/21 アメリカ軍、グアム島上陸 (08/10 守備隊玉砕)
07/22 小磯内閣成立
07/22 米国軍事視察団、延安訪問
07/24 アメリカ軍、テニヤン島上陸 (08/03 守備隊玉砕)
07/26 ハワイ会談(~7/28)
08/05 大本営政府連絡会議を最高戦争指導会議と改称
08/07 井上成美、海軍次官就任
08/10 鈴木貫太郎、枢密院議長就任
08/10 軍需省、「開戦以降物的国力の推移ならびに今後における見通し」作成
08/21 ダンバートン・オークス会議開催 (~10/07)
08/25 連合軍、パリ入城 (ド・ゴール凱旋)
08/28 大達内相、全国神職寇敵撃滅祈願を訓令
09/04 最高戦争指導会議、対ソ特使派遣を決定
09/10 高木惣吉、「軍令部出仕兼海軍大学校研究部員」となる
09/15 アメリカ軍、ペリリュー島上陸
09/16 モロトフ(ソ)外相、佐藤尚武駐ソ大使の特使派遣提案を拒否
09/28 最高戦争指導会議、対ソ政策を決定
次(2/3)→sm34360950 前章「東条内閣総辞職」sm33184258 次章「昭和天皇と鈴木内閣成立」sm35366418
東方昭和伝 第三十八章「東条内閣総辞職」(3/3)
近衛・木戸会談から東条内閣総辞職まで。
特に権限のない重臣たちが東条を襲う!
【インパール作戦について】
ムチャ口こと牟田口廉也中将と共に名高い『インパール作戦』については、NHKのドキュメント太平洋戦争によく纏められています。戦争証言アーカイブスとして下記リンク先より無料で視聴可能です!
↓↓↓
戦争証言アーカイブス[NHKスペシャル]ドキュメント太平洋戦争 第4集 責任なき戦場 ~ビルマ・インパール~
https://www2.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/bangumi/movie.cgi?das_id=D0001200005_00000
【無任所大臣の定数について】
東条内閣を倒す手段の一つとなった無任所大臣の定数について、内閣官制の歴史的経緯と共に詳しくまとめていただいています。東条の政権居座り工作がなぜ失敗したのかわかりやすくなりますので是非ご覧ください。
↓↓↓
togetterまとめ【内閣官制】無任所大臣の定員【内閣法】
https://togetter.com/li/1215104
前(2/3)→sm33184378 前章「終戦への胎動」sm32043348 次章「小磯内閣と比島決戦」 sm34360812
東方昭和伝 第三十八章「東条内閣総辞職」(2/3)
マリアナ沖海戦から岡田・東条会談まで。
辰巳栄一のもみ消しによって徴兵を免れた白洲次郎。もみ消し後の白洲と辰巳の会話部分は資料として残っていないので完全な創作になります。
2009年のNHKスペシャルドラマの『白洲次郎』では、伊勢谷友介演じる次郎が高橋克実演じる辰巳栄一に「僕はこんな馬鹿な戦争に行きたくありません!」と言い放って終わりでしたが、それだけだったのはドラマとしてないだろと。
前(1/3)→sm33184258 次(3/3)→sm33184641 前章「終戦への胎動」sm32043348 次章「小磯内閣と比島決戦」sm34360812
東方昭和伝 第三十八章「東条内閣総辞職」(1/3)
終戦工作編その2。トラック島空襲から岡田啓介・米内光政・末次信正三者会談、岡田の嶋田海相辞任勧告まで。
<本章関連年表>
昭和19年(1944年)
01/20 ソ連軍、レニングラード解放
02/17 アメリカ機動部隊、トラック島空襲 ←本章開始
02/21 東条首相兼陸相、参謀総長を兼任(嶋田海相、軍令部総長兼任)
02/23 毎日新聞記事「竹槍では間に合わぬ 飛行機だ」に東条首相激怒
03/06 全国の新聞、夕刊廃止
03/08 インパール作戦開始(~07/09)
03/31 海軍乙事件(連合艦隊司令長官古賀峯一「殉職」/04/05 発表)
04/17 大陸打通作戦開始(~12/10)
06/02 岡田啓介・米内光政・末次信正三者会談
06/04 連合軍、ローマ入城
06/06 連合軍、ノルマンディー上陸作戦開始(オーバーロード作戦)
06/15 アメリカ軍、サイパン島上陸
06/15 ドイツ軍、V1ロケットでロンドン爆撃開始
06/16 岡田啓介、嶋田海相に辞任を勧告 (嶋田拒否)
06/19 マリアナ沖海戦(~06/20)
06/23 北海道に新山出現(06/27 「昭和新山」と命名)
06/24 高木惣吉、岡田啓介に非常手段を示唆
06/27 東条・岡田会談
06/30 学童疎開を閣議決定
07/01 ブレトンウッズ会議開催 (~07/22)
07/03 ミンスク陥落
07/07 サイパン陥落 (守備隊玉砕)
07/09 アメリカ軍、サイパン占領宣言
07/10 内閣情報局、中央公論社と改造社に自発的廃業を勧告
07/14 東条首相、参謀総長辞任
07/17 嶋田海相解任
07/18 東条内閣総辞職・大本営、サイパン陥落を公表
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東方昭和伝 第三十七章「終戦への胎動」(2/2)
<本章関連年表>
昭和17年(1942年)
06/05ミッドウェー海戦
08/07ガダルカナル島攻防戦開始
08/22スターリングラード攻防戦開始
09/01大東亜省設置閣議決定 (東郷外相辞任)
昭和18年(1943年)
01/01朝日新聞、中野正剛「戦時宰相論」を掲載
01/14カサブランカ会談
02/01ガダルカナル島撤退開始
04/18海軍甲事件(山本五十六戦死)
04/20東条内閣改造(重光葵入閣)
05/29アッツ島守備隊玉砕
07/25イタリア、 バドリオ政権成立
09/08イタリア、無条件降伏
10/14フィリピン共和国独立宣言(大統領:ラウレル)
10/21チャンドラ・ボース、自由インド仮政府樹立(シンガポール)
10/21出陣学徒壮行大会
10/21中野正剛逮捕(倒閣容疑/10/26 自殺)
10/27湯河原会談←本章開始
11/01軍需省設置
11/05大東亜会議開催
11/22カイロ会談
11/27カイロ宣言
11/28テヘラン会談
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東方昭和伝 第三十七章「終戦への胎動」(1/2)
終戦工作編その1。初投稿から8年目にして遂に終戦工作編に突入です。しかし、鈴木貫太郎内閣までの道のりは未だ遠く…
構成上懐かしい名前が多く出てきているため、初見様用&復習用に、本章のみ作中で言及されている登場人物の配役がわかるようにしています。
→始まりの第一章「若槻内閣と金融恐慌」sm9000350
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東方昭和伝 三十六章「栄光の六ヶ月」(3/3)
戦闘経過に不可解な点が多く、「運命の五分間」など戦後様々なドラマが生み出されたミッドウェー海戦。しかし2012年になって、公式記録の『戦闘詳報』には、当日朝の第一回の信令『敵出撃ノ算ナシ』を発信していた事実が秘匿されていたことが明らかにされた。
元参謀「そんなみっともないこと、書けますかいな!当日朝、我々司令部は何も知らんと『敵出撃ノ算ナシ』なんて、そんな何も考えとらん話を戦闘詳報に書けるわけがない。何とか辻褄合わせをして、戦訓として……などを書いておきましたが、本当の敗戦の原因はあの信令です」(森史朗『ミッドウェー海戦 第二部運命の日』新潮選書)
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東方昭和伝 三十六章「栄光の六ヶ月」(2/3)
辻政信はですね、基本的には陸軍の、参謀本部といわれる部署に過ごしていまして、若干ゃタテマエが支配しているところなので、そういったところで生きやすいように常に潔い積極的な主張で。であと声も大きいので、会議で自分の意見を通せるように。
作戦力ぅ…ですかねぇ…
現場ではスッと、指示出しできる参謀でして、結構独断専行が好きなので、軽々と一回や二回は余裕で偽命令出してくれますね。
(さんぼうほんぶ はっとりおにいさん(さくせんかちょー))
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東方昭和伝 三十六章「栄光の六ヶ月」(1/3)
日米開戦編その5。大日本帝国の短い最盛期が始まり、終わる。
※注)大川周明の解説シーンについて、大川のラジオ放送は『米英東亜侵略史』として刊行されますが、劇中の台詞は大川が昭和17年6月に朝日新聞に掲載した『亜細亜諸民族に告ぐ』より引用しています。
本章の二枚のアイキャッチ用のイラストは、32章の松岡てゐを描いて下さったjun様(http://www.pixiv.net/member.php?id=646859
よりいただきました。ありがとうございます。
東方昭和伝は『この世界の片隅に』を応援しています。未見の方は是非ご覧になって下さい。公式サイト http://konosekai.jp/
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東方昭和伝 第三十五章「東条内閣と日米開戦」(3/3)
75年前、今日の「その時」
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東方昭和伝 第三十五章「東条内閣と日米開戦」(2/3)
情報を完全に握った米帝様による完全試合をお楽しみ下さい。
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東方昭和伝 第三十五章「東条内閣と日米開戦」(1/3)
日米開戦編その4。
「誰か助けて!このままじゃ日米開戦になっちゃう!」
な状況で、「お前が総理になるんだよ!!」
と総理にされてしまった東条英機の運命や如何に。
2/3、および3/3は、日米開戦75周年にあたる明日2016年12月8日投稿です。
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東方昭和伝 第三十四章「対日全面禁輸発動」(2/2)
『近衛メッセージ』手交から第三次近衛内閣総辞職まで。
国が滅びる時というのは、こういうものですかな。
今回のアイキャッチは三味線様の作品を使用させていただきました。もうほんと今回の唯一の癒しです。ありがとうございます。
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im2728000?track=seiga_illust_keyword
第三十四章補足情報まとめ→http://togetter.com/li/987296
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東方昭和伝 第三十四章「対日全面禁輸発動」(1/2)
日米開戦編その3。第三次近衛内閣という大惨事内閣。
英米の動きと比較して見ていると、西園寺の言う「扇の柄の部分を握っている国」と「采配の先にぶらさがっている国」の差を見せつけられて辛い。
第三十四章補足情報まとめ→http://togetter.com/li/987296
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東方昭和伝 第三十三章「北進か、南進か」(2/2)
ハルの米国対案提出から第二次近衛内閣総辞職まで。
近衛も松岡も、対米戦を回避するという目標は一致していたはずであったが、彼らは協力すべき場面を誤った。松岡は日米諒解案か三国同盟廃棄の議論の際に近衛に賛成すべきであったし、逆に近衛は、松岡の南部仏印進駐反対の際にこれを援護すべきであった。このどちらかだけでも出来ていたら、反目し合ったまま訣別するという未来も、二人の評価も、少しは変わっていたかもしれない。
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東方昭和伝 第三十三章「北進か、南進か」(1/2)
日米開戦編その2。企画院事件から松岡洋右の日米諒解案反対まで。
井上成美は永野修身を推薦したことを一生の不覚として後悔するが、実は及川に聞かれた時には既に伏見宮の意向で永野になることが内定しており、井上の進言で永野に決まったというわけではない(それでも見立てを誤ったことに変わりはないが)。
『日米諒解案』については、結論的には乗るしかなかったのだけれども、そう簡単な話ではないということがわかっていただければ。
※訂正7:35 商工大臣✕→国務大臣○
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東方昭和伝 第三十二章「松岡訪欧と日米諒解案」(2/2)
仏印・泰(タイ)国境紛争調停から日ソ中立条約締結まで。最初から最後まで松岡てゐが出ずっぱり。ここが彼の人生の頂点であった…(´;ω;`)
今回から後半部はじめにアイキャッチを入れることにしました。
第一回目はjun様(http://www.pixiv.net/member.php?id=646859)より作成いただいた松岡てゐです!
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東方昭和伝 第三十二章「松岡訪欧と日米諒解案」(1/2)
日米開戦編その1。ルーズベルトの「民主主義国の兵器廠」宣言から石原莞爾の予備役追放まで。
いわゆる『日米諒解案』については、折角良い交渉だったのにという説から、これこそが日米交渉の混乱の原因になったという説と評価が割れるところであるので、少し詳しく見ていきます。
なお、ウォルシュとドラウトのキャラ設定についてはあくまでネタであって、私自身は彼等の行動が陰謀に基づくものであったとは考えていません。彼等自身の行動は善意に基づくものであったでしょうが、その行動をルーズベルトやハルにうまく使われたなという印象です。
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