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祖父江慎×川名潤×水戸部功×長田年伸【『アイデア』387「現代日本のブックデザイン史 1996–2020」刊行記念連続トークイベント 】「ブックデザインはあります!ーー祖父江慎と語る、これまでの装丁、これからの装丁、そしていつかの出版史」(2020/1/30収録)@sobsin @kawanasan @mitobeisao @idea_magazine
【収録時のイベント概要】
出版産業が経済的ピークを迎えた1996年から現在までのブックデザインをまとめることでブックデザイン史を通じた出版史の記述を試みた『アイデア』387「現代日本のブックデザイン史 1996–2020」。その編集チームがブックデザインシーンの重要人物をゲストに迎える連続トークシリーズの、第5弾にしてひとまずの最終回を開催するのは、本イベントをスタートさせたはじまりの地・五反田ゲンロンカフェ。
出版とブックデザインのこれからを考えようと、編者3名のいささか暑苦しい思いをぶつけた『アイデア』387だったが、当人たちの期待も虚しく、「こんな特集間違ってるぜ! これがほんとうのブックデザイン史だ!」的なリアクションはほぼないまま雑誌販売期間は終了。おいおいおい、そんなことでいいのか、いやいやこれで議論が途絶えていいわけがないと、年をまたいでイベントを開催するからには、いままでゲストに呼ぶことを避けてきたザ・ラスト・オブ・巨匠を招聘せねばなるまい……ということで今回お招きするのは祖父江慎。1990年にコズフィッシュを設立、独立のその年に手がけた吉田戦車『伝染るんです。』第1巻の、あらゆる編集・デザイン・印刷事故を意図して「設計」した装丁は、いまも出版界の語り草だ。以後、「一体全体、どうやったらそんな仕様が通るの!?」という常識ナニソレ的ブックデザインを世に出し続けている。
エキセントリックとも呼べるデザインとそのキャラクター、さらには自身のTwitterにおけるつぶやき【○○のデザインさん】シリーズも相俟って、どこか「かわいいキャラ」ポジションの祖父江だが、そのデザインの根底にはじつはだれよりもロジカルな思考がある(はず/あってほしい)。伝説的雑誌『遊』の投稿欄にハガキを送り続けていた少年・祖父江慎は、いかにしていまの祖父江慎になりしか——果たして編者3名は、祖父江の「デザインポエジーおじさん」的擬態を剥ぎ取り、彼が見つめる過去と現在と未来、そして胸に秘められた本音に迫り、2019年10月からはじまった連続トークのグランドフィナーレを無事飾ることができるのか——真顔で真面目にマジにデザインを語る(かもしれない)祖父江慎を見られる最初で最後のチャンス!? ぜひお運びください。
【『アイデア』387「現代日本のブックデザイン史 1996–2020」刊行記念連続トークイベント 】 ブックデザインはあります! – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200130/
菊地信義×川名潤×水戸部功×長田年伸【『アイデア』387号 刊行記念トークショー 】「来るべき『本と出版』を探るーー現代日本のブックデザインめぐる対話」(2019/10/21収録)@kawanasan @mitobeisao @idea_magazine
【収録時のイベント概要】
『アイデア』387「現代日本のブックデザイン史 1996–2020」刊行イベント開催決定!
2019年2月にゲンロンカフェにてイベントを開催させていただいた、
川名潤 × 水戸部功司会 = 長田年伸「日本のブックデザイン史を記述する 1960-2020」が、
『アイデア』387号の特集としてついに刊行されました!
前回のイベントも会場は超満員、『アイデア』387号も売り切れ続出と話題です。
会場参加はぜひおはやめにお申し込みください!
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96年以来続いている出版不況に抗うように、書物の装いはますますコマーシャルなものへと傾いていっている。
ブックデザインが出版産業の一部である以上、本の姿もまた出版の映し鏡に違いないのだが、では果たして、本の、出版のあり方はこれ以外にはあり得ないのだろうか——。
1977年に装丁家として独立して以来、1万5000冊を超える本のデザインをしてきた菊地信義はかつて「言葉で紡がれた事件としての作品、その装幀も、書店の平台で事件としてありたい」と記した。
ブックデザインをそのデザインスタイルによって分類・配置・俯瞰することで、1996年以降に生まれた本と出版が織りなす風景の一端を描いた『アイデア』387「現代日本のブックデザイン史 1996–2020」を製作した3名が、菊地信義をゲストに迎え、本と出版の未来をめぐり対話する。
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20191021/
川名潤×水戸部功 司会=長田年伸「日本のブックデザイン史を記述する 1960-2020」(2019/2/7収録)@kawanasan
【収録時のイベント概要】
1996年をピークに縮小をつづけている出版産業。2018年の経済規模はついに最盛期の2分の1を割り込むことになりました。
一方で、新刊書籍の年間刊行点数は増加の一途をたどっています。その背景には、書籍流通をめぐる構造のねじれがあるのですが、ともあれ、刊行点数の増加にともない、ブックデザインは拡張と細分化を繰り返し、もはやシーン全体を俯瞰して捉えることは不可能に思えるほどです。
近代日本のブックデザインは、もともとが西洋から輸入されたスタイルを独自に発展させることで、豊かな書物の世界をつくる一端を担ってきました。たとえ出版産業が沈みかかっていようと、書店がつぎつぎ姿を消そうと、書物を愛し、心動かされる人が絶えることはありません。
「大きな物語としての歴史の消失」という表現が、もはやクリシェとなった現在にあって、しかしそれでも歴史を紡ぎ、アーカイブを豊かにしていくことでしか文化を耕すことができないのだとすれば、いま求められるのはともに話をするための土台なのではないでしょうか。
このイベントでは、現在のブックデザインシーンの最前線で活躍する川名潤さん、水戸部功さんをお招きし、両名の対話をベースに1960年代から現在までのブックデザイン史を記述することを試みます。それはブックデザインの継承と発展の文脈を浮かび上がらせることにもつながるでしょう。
企画:誠文堂新光社 アイデア編集部
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20190207/